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アルカシアと北京とDNA

ちょっと前の話になるけど、この9月下旬に、北京に行って来た。2年に一度開かれるアルカシアというアジア地域の建築家の大会が、今年北京で開かれたので、その視察が目的だったのだけど、今日、その視察団の同窓会(かなり気の早い表現?)というか写真交換会があった。このご時世ではほとんど写真はデジカメを意味するので、基本的にはデータを持ち寄ってプロジェクタで観ることになったのだけど、2つばかり再発見があった。一つはスライド(ポジフィルム)で撮影された写真も披露されて、圧倒的に写真としての表現力の差を見せつけられたこと。銀塩の深みは、高感度のCCDでは永遠に敵わないかも。もう一つは、「中国」という先入観が、向こうに行ったときは接してみて日本の清潔さを再認識するように感じたけど、時間をおいて思い返すと、日本の方がアジア的というか、実は汚いなと思うことに気がついたことだ。よく中国の人は痰を吐くのが問題視されているけど、冷静に見てみると、日本でも日常的に(男子高校生でも)「か〜っ、ぺっ」ってやってるのを散見するし、たいして変わらないね。それどころか、北京のまちなかは、多分人件費が安いからだろうけど、ごみが落ちてないんだな。この点においてははるかに東京の方が汚い。中国の自転車通勤ラッシュが不気味と言われるのも、東京の通勤ラッシュや渋谷の交差点の方がもっと気持ち悪いかも。そんなもんかも。僕は北京は馴染めたな。名字からして、やっぱりご先祖があちらなのかもね。DNAが肩を持たせるのかな。
# by uegaito | 2006-12-02 00:33 | 建築

『まちへ』とシキさんとミッキーさん_f0113361_23145360.jpg

今日は夕方から日本建築家協会連続企画展示「アーキテクツギャラリー」の今週企画『まちへ』のクロージングパーティに行った。出展者のひとり南條洋雄さんは、学生時代にバイトで大変お世話になった建築家。写真は会場の様子。会場に行ってみると、これまた学生時代からもう20年連みっぱなしの志岐さんがいた。どの世界もそうなのだろうが、例に漏れず建築界も狭い。個人的な印象としてはかなりな狭さだと思うな。その後この協会の会合に出席したのだけど、終わってから隣りの部屋を覗いたら(賑やかだったので)、建築ジャーナルの西川編集長に会った。さらにびっくりしたのは、そこに修業時代の同僚のミッキー中村さんがいたことだ。いつも変わらずいいキャラだ。リアクションも全く変わってない。頷きあいの無間地獄に陥りそうになったが、頃合いを見計らいつつ退散。
今日は報告調になってしまってすみません。
# by uegaito | 2006-11-30 23:14 | 建築

一週間ほど前から、娘の右目のまぶたにアトピー性皮膚炎のような症状が出たので、いつもお世話になっている東京駅前クリニックの北崎先生に診てもらう。幸い大事ではなかったので良かった。
この先生は、恐らくアトピー患者の診察・治療人数では日本でも指折りの方だ。先生には結構古くからお世話になっていて、現在のクリニックのインテリアを手がけさせて頂いてもいる。非常にご多忙な先生だけど、昔から何ともいえない独自の時間と世界を持っていて、話が楽しい。こういうタイプの先生は診察時間も5分もないんじゃないかって誤解されがちだけど、かなりしっかり診察時間をとって下さり、じっくり話を聞いて診てくださる。インフォームド・コンセントの王道を行っているようなクリニックじゃなかろうか。対話は医療も建築設計も同じ。僕もこれだけは先生に負けないように気をつけよう。
# by uegaito | 2006-11-29 23:34 | つれづれ

たまに一般の方に「建築士と建築家の違いはなにか?」と尋ねられるのだけど、犀川先生だったらどう答えるだろうか。「画数が違う」かな。もしくは「国に決められて存在するのが建築士、自分の責任のもとに自分で名乗るのが建築家」だろうか。世間では建築士=設計者と思われていることが多いだろうし、2級より1級の方が優秀と思っている人も相当いるだろう。どちらも実情は「必ずしもそうとはいえない」。なんせ建築士は設計(意匠・構造・設備)の他にも施工や行政、教育機関など多方面に亘って、1,2級合わせると101万人いるんだそうだから。もちろんだぶって所持している人もいるし、亡くなっている人もカウントされているので現状の総数ではないけど、こんなに多くては国民の100人に一人は建築士だけど、全員が設計者だったら大変だ。そんなに設計の仕事はないです。「=設計者」はどちらかというと建築家の方が世間のイメージとのずれが小さいだろう。それが自称というのは、どうなんだろう。
# by uegaito | 2006-11-29 00:20 | 建築

iPodシャッフルを買って、ひと通り大好きなロックを脳に充電したら、違うのも聴きたくなってきた(=飽きた)。自宅の奥にしまわれている昔むかしに買ったCDたちを漁ってみたら、不思議なのが(やっぱり)出てきて、そいつらを端から順に聴きだしてるのだけど、まずはいきなりヒットが出た。TMスティーブンス。いやあ、キてますよ。アウト・オブ・コントロールってバンド名なんだけど、そのまんまだ。『ブーム』(←これじゃなにもわからないよね)という10年以上前のアルバムで、スティーブンスさんはベーシスト&ボーカリストで、とにかくものすごいうるさい(苦笑)。最初から最後までうるさい。日本の方に例えると鳴瀬嘉博ってところか?(すみません、ごめんなさい)。我が家のコレクションで10年間ほっとかれたのって、それなりに理由はあるのだなと思いつつ、今聴いてみると、これがなぜか、心地いいのです。そういうのってありますよね?たまにはうるさいのもいいものだなあ(いつも聴いてるのとどう違うのだと突っ込まないで下さい)。
# by uegaito | 2006-11-27 23:52 | ロック
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