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いやしかし書いたり書かなかったりの差の激しいこと。それもこのブログの個性と言うことですっかり開き直っております。さて心配された『人体六〇〇万年史』ですがちゃんと下巻まで全部読みましたので。途中『隠蔽捜査7』も読みましたが。『人体〜』では非常に興味深いことを知りました。人類は長距離を走るように進化したんだってよ坂もっちゃん。人類の狩猟形態はただ単に集団で動物を狩るってわけじゃなくて追いかけて追いかけて追い詰めて獲物が自身の放熱ができなくなってぶっ倒れたところを狩ったんだそうです。人類だけ毛皮に覆われてないから発汗して運動による体温上昇をコントロールできたのでこういう芸当ができたんだと。なるほどね。つまりマラソン選手は最も進化した人類だってことか。短距離やってる場合じゃないぞコウメさん。さて『人体〜』『隠蔽〜』と読み終わってさて何読むかなとなったんだけどふとした新聞記事で『死都日本』(石黒燿著)という小説を知りまして早速買って読み始めました。ら、まだほんと読み始めた頃なんだけどいきなり霧島の新燃岳が噴火するじゃないですか。こうして書いている今日もまた噴火したってニュースだけどめちゃ怖いんだけど。なんでってこの『死都日本』て霧島が噴火で無くなっちゃう話なんだから。カルデラ噴火がとんでもなく恐ろしいってことは前々から知ってて九州には阿蘇山はじめとしてカルデラ火山銀座だということも知ってて鹿児島湾が姶良カルデラだってことも知ってて7300年前の鬼界カルデラの破局噴火が九州の縄文文化を全滅させたってのも知ってたんだけど霧島もカルデラ火山でしかもその下に30万年前に破局的噴火を起こして地球を危機的状況におとしめた加久藤カルデラってのがあったなんて知りませんでした。前にNHKスペシャルで阿蘇山がカルデラ噴火つまり破局的噴火を起こしたら日本が終わる可能性があるってやってて阿蘇山の動向にはドキドキしてたもんだけど霧島はノーマークでした。まあマークしたところで噴火を防ぎようもなければ逃げようもなさそうなんだけどね。どのくらい怖いかは是非『死都日本』を読んで欲しいんだけど今日書きたいのは噴火の怖さ以外にこの小説が2002年に出版されてたってことなんだな。なにも3.11や熊本地震の後に便乗的に書かれたんじゃなくてそれらの前にまるでそれらによって起こったことを警告するような場面がいくつもあるってこと。物語中で霧島カルデラの破局的噴火が予知されて国が水面下で対策の準備に入るんだけどまず川内原発をさりげなく廃炉にしておくくだりがあるんです。現実と比べてなんて危機意識の高い国なんだろうと思わざるを得ないよね福島のことを思うと。2011年の東北のような規模の地震は千年に1回だとか関東大震災クラスの地震は70〜80年ごとに来てるとか言われてたりするけど千年はそれでも過去の歴史資料から追えるレベルで後生に警告を残すこともできるタイムスパンなんだけどカルデラ火山の噴火というのは時間規模が万年単位なのでそうもいかないわけです。さっきも書いたように日本では鬼界カルデラの7300年というのが一番最近なんだから。7300年前って何時代だっけじゃないから。46億年の地球の歴史からしたらそれでも割と高頻度なんだけどね。だから子孫に警告するなんてできずにこれほどの恐ろしい出来事が今の人々にとっては全くピンとこないんだと。まだ地震や台風の方が怖いってことになるわけですね。小説中ではなんと天孫降臨の物語こそがその子孫への警告を表してるという説も展開しててとても興味深かったんですがこういう突拍子もない説をそのままモロに本にしたりしないで作中人物の唱える説として出すあたりがこの作者の巧妙なところだと思うわけです。とにかくもの凄い知識量と調査量なんですが著者はまずお医者さんなんです。で小さい頃から火山が好きで自分で色々調べていくうちにこれを書くことになったんだと。いやはや改めて小説家というのは尋常な頭脳ではないんだなと実感した次第です。ところで新燃岳大丈夫かな。南九州だけに、チェスト。気張れ。いやむしろ気張らないで下さい。
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by uegaito | 2018-03-25 17:43 | 読書 | Comments(0)
以前の記事でハッパがブツ女化していることを書いたことがありましたがこの子もう立派な仏像語る女子になってました(汗)。興福寺の阿修羅像@八部衆ラブのようなのです。昨年修学旅行でこの像をナマで見て固まったと言ってました。みんなが早く次行こうというのに一人じっと動かないで見てたとか。思えばセゾン美術館にクリムトが来たときに『接吻』の前に固まって感極まった人の娘なのでこれも血なのかもね。ハッパの仏像マニアに対してかくいう父もその昔祖父の逝去でお経に触れたことで仏教にのめり込みましてその勢いで仏像の見方も覚えましたがまさかこんなところで父娘の会話に活用されることになるとは思いもしませんでした。家族にどれだけ仏像の面白さを伝えても気味悪がられるだけでしたから熱心に聴いてくれる中三娘に妙な幸福を感じてしまう次第です。とは言っても25年も前のことなのでだいぶ忘れてしまってるんだけどね。観音菩薩の見分け方とか如来の見分け方とか阿弥陀如来の印の結び方とか三尊像の構成とかくらいしかわからないかな。どんどはれ。
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by uegaito | 2018-03-04 07:00 | 我が家のことですみません | Comments(0)

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