期待をするからそのとおりにならなかったときに失望するわけで期待しなければ失望することなどないと、むかし先輩に言われたことがある。そりゃそうだと思ったけど所詮人間そんな達観無理だよね。中小企業の年末が苦しくなるから救わなきゃって言ってたこの国の長はいつのまにかそれは年度末だって言い出したらしい。こんな人に期待した僕がバカだったのか。誰かのせいにするのは子どもの専売特許で周囲に依存した心なのだと二条先生はおっしゃる。きっとわかってくれるはずだという心は依存なのだと。確かにこういう気持ちに陥りだしたら自分のまわりは全て失望の対象になってしまうんだろうね。末法思想から世の中に失望感が充満しきった鎌倉時代には新興仏教がいくつも起こったけど「他力本願」は、そうでも言ってないと救われないことばかりだったからじゃなかろうか。そして現在100年に一度だかなんだか知らないけどなにも手を打たない国に絶望感を持つ人はどうすりゃいいのだろうね。