先月27日にキッスが久しぶりの新譜を出したんだけどどうやら映画『デトロイト・メタル・シティ』のタイアップ企画モノみたいな感じで、現メンバーによる往年の名曲の再録音だってんだから微妙〜とか思いつつやっぱ買いましたよ。自分たちの曲を見事なまでにオリジナルに忠実に完コピしてました。ってことはオリジナルのアルバムを持ってれば十分じゃんて感じなんですが普通の人はその通りです、はい。トミー・セイヤーのエース以上にエースらしいギターなんか薄気味悪さすら感じるなかで、敢えて言えばエリック・シンガーの彼らしくない抑え気味のドラミングだけがそれでもオリジナルからかけ離れてて、それこそ『デトロイト・ロック・シティ』なんかはピーターの3倍くらい叩いてて気持ちよい。でも再結成前の(もうそれでも15年も前になるんだよね)彼のドラムの方が僕は好きだな。今の、ピーター・クリスを演じさせられているような彼は気の毒だし僕は不満。92、3年頃のライブでの『デトロイト〜』や『ラヴ・ガン』は本当にかっこよかった。あの頃のメンバーはちょうど今の僕くらいの歳だね。そういえば今日で僕も43歳だ。でもやっぱりキッス好きなのよね。