2008年 06月 18日
できるとできねえとてやんでい
岡野雅行さんという東向島の町工場の社長さんの講演を聴いた。これはその時の岡野さんの一言。この方、特許をバカにしてるんじゃなくて特許のあらゆるテクニックや明暗を知り尽くした上での話なんですね。真似しようと思っても岡野さんの技術に誰もついて来れないんだって。終始てやんでい、べらんめいの下町がらっぱち言葉ってのもあってか心にとても響いたお話しでした。この数年、ものつくりの最前線に携わる人ほど馬鹿を見て苦しんでると感じてたので、ものつくりをここまで偉大なワザの世界に引き上げて、全てのものつくり人に胸を張れと背中を叩いてくれる人を知ることができてとても力づけられた。「町工場の強みは雑貨やってるってことだ」ってのも嬉しかった。大企業=組織力は確かにすごいけど、それだけでは不可能なことを『いろんなことに手を出して経験している一人』だから実現しちゃう。僕らの存在意義を確かめる上でも示唆に富んだ講演だった。拝んじゃいそうだったよ。
「特許が切れても誰もできねえんだよ。これがほんとの特許だよ。な?」−−−先日、
by uegaito
| 2008-06-18 09:43
| ことば