2007年 02月 07日
春日部と驚嘆と原石発見
といいつつ、ここのところやたらと慌ただしくて、二日ほど書くのをさぼってしまった。昨日は午後いっぱい、共栄短期大学住居学科の卒業設計発表・講評会で春日部に行ってた。この短大の卒業設計は2年生の後期一杯を使って制作される。この間、これだけやってればよいかというと、もちろんそんな甘いことはなくて、研究課題もあれば通常の授業も試験もあり、とにかく大変なのだ。四年制大学の学生が同じ時期に何しているかといえば、まあ大抵バイトやサークル活動に勤しんでたりして、設計課題もちょっと本格的に建築になってきたかな〜という程度だったりするんだよね。それを、この短大の学生たちは、たった1年半の建築の勉強だけを頼りに壮大な卒業設計に取り組まされるのだから、ほんと大変なことです。毎年講評会に出てみて驚かされるけど、たった2年でよくもまあここまでできるようになるもんだと感心しきりなんだよね(まあ指導される先生方の苦労は並大抵ではないことは想像に難くないですけど)。で、昨日の作品たちはどうだったかというと、感心を通り越して驚嘆の一言でした。2〜3の学生は、なんというか、敢えて書くと「超短大級」とでも言いましょうか。四年制大学の卒制と並べてもなんら遜色ない出来で、ほんとにびっくりでした。ゲストクリティークの先生方もびっくりしてましたよ。そりゃそうだよね。彼女たちの頑張りにただただ脱帽。毎年思うけど、求人している建築設計関係の皆さん、ここは思わぬ原石を発見できるかもしれませんよ。
by uegaito
| 2007-02-07 22:56
| 建築