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その5とどっさりと実はこれ

その5 換気について・中

換気と空調効率というのはなかなか両立しにくい面があります。例えば冬に居間を石油ストーブで暖房するとします。こういう燃焼を伴う暖房器具のうち室内の酸素を消費して燃焼し発生した二酸化炭素と水蒸気をそのまま室内に放出するものを「開放型」といいますが締め切って暖房すると酸欠から不完全燃焼を起こし一酸化炭素中毒事故を招いたり発生する水蒸気によって結露を起こしカビ発生の遠因になりかねませんので外気を取り入れて換気をする必要があります。さてこういう時どうするのが良いでしょう。試しに窓を大きく開けてみると寒い外気がどっと入り込んできますね。これは一瞬換気できたように思えますが実はそれほど効果はないのにやたら寒いつまり暖房にとっては大きな損失となります。新鮮な外気が入るのが開けた窓のあたりだけで窓から遠い奥の方や部屋全体にはあまり回らないからです。部屋全体を換気するためには部屋の空気が動かなければなりません。そこで換気扇です。居間に換気扇がある場合はそれを回しできるだけ換気扇から遠い窓を少しだけ開けます。23センチで十分です。居間に換気扇がない場合は一番近いトイレや浴室などの換気扇を回して居間の窓を同じように開けます。この際ちゃんと空気が換気扇から排出されるようにルート上のドアや戸に隙間があるようにしてください。閉めてても隙間が1センチくらいあればOKなければ換気中はその程度の幅だけ開けておく必要があります。台所の換気扇は前回お話ししたように風量が大きいので換気もされますけど寒くもなります。今回のケースではできるだけ風量の小さい換気扇の方がお勧めです。実はこれ平成15年に施行された通称「シックハウス対策法」によって普及した最も手軽な24時間換気の原理でもあります。同法は室内の化学物質汚染を防ぐための措置ですが室内の空気汚染という意味では酸素不足も同じですので開放型暖房器具を使う際はこのようにして事故を防げます。


by uegaito | 2020-09-24 18:08 | 建築

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