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SOHOとオンサイトとまた逃げる

緊急事態宣言期間がぬるっと今月末まで延長されました。さすがにこうなってくるといつまで我慢してればいいんだって気持ちになってきますよね。根が引きこもり系の僕でもせめて外食くらいしたいなと思い始めました。ちなみに我が家の次女ハッパさんは全く苦痛とか無いようで毎日引きこもり創作活動生活を楽しんでおりますが。さてこれまでポストコロナ社会の予想をちらちらと書いてきましたが自分で書きながらやっぱりどこか納得してないというか心の中でほんとかよと言ってたりしています。流れ的にはまず住宅のSOHO化が加速するのではないかと予測する向きもありますしね。両方の意見を合わせ技にして居住密度の下がったところで残った側の住民がお隣の住戸をSOHOとして使い出すというのもありえそう。昔の住都公団なんかで実験的に導入した+α住宅みたいな住まい方が皮肉にも特になにか建築計画的なプロセスを経ずに実現してしまうような。スラム化するよりこっちの方がありえそうな気がします。いずれにしても都心の人口密度はコロナ以前よりは低下するんじゃないですかね。さてそんな中で建築設計者の仕事はどうなっていくのか。僕らの仕事は敷地があってそこに建築を考えて設計図にして施工中にその工事のチェックをして完成させると。まあその前と後ろにも関わるしそれ以外の領域にも拡大しているという話もあるのですが話を一旦単純化しときます。テレワークがもともとしやすい(既に始まっている)職域の一つに見なされるのは考えるタームやこつこつ設計図を作成するタームを見た場合ですね。一方で敷地があってそこに建築するという側面はオンサイトつまり現場にいないとできないわけです。これまでは当たり前のようにこれを一つの人格でやってたわけです。ポストコロナ社会ではしばらくのあいだ断続的に移動の制限がかかる可能性が予想されます。そうなるとオンサイトの業務に支障が出てくるわけです。これまでもPMCMとか第三者監理のような、設計監理の業務をぶつ切りにして一部分だけをする仕事の仕方を時には自分から時にはクライアントの意向や方針ですることもあったわけですが、じゃあオンサイトのタームをそういう方法にすればいいじゃんてなるのかどうか。オンサイトのタームというのは少なくとも僕が修行した世界では設計者としての聖域なわけで現場を知らない設計者なんてあり得ないわけです。このへんが時代の変化に対して必要なマインドかどうかの見極めをしないといけないのかなと思っているわけです。ちなみに20代の頃の僕は基本設計だけをする人になりたかったんです。言ってること逆じゃんね。そもそも「それ以外の領域にも拡大している」って自分で書いてるくらいですから設計に食らいついていていいのかって疑問もあったりね。話が収束しないですね。また明日。
by uegaito | 2020-05-04 12:57 | つれづれ
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