GW突入しました。しかもいい天気です。ここで踏ん張れるか試されてる感じですね。今回の感染防止対策でつくづく思うのは東京に住むというのはリスクばかりで良いことないんじゃないかってことですね。外出自粛でも自分の家に広い庭があればそこでのんびり日向ぼっこもできればバーベキューなどもできるわけです。なにも遠くまで出かけなくてもそこそこの気分転換はできる。これまではその分通勤が大変とか娯楽が少ないとか言われて東京をはじめとする大都市に出る人が多かったわけですが過密する大都市では広い庭なんて望むべくもありません。自粛してても地方のレベルから見れば十分「三密」ですからね。このGWを仮にみんなで8割減を頑張って感染者数激減に成功して連休明けに緊急事態宣言が解除されたとしてもそれは集団免疫を獲得できたこととイコールではないのでしばらくしたらまた感染爆発が始まり再び緊急事態宣言が発動されるのは避けられないと予測されています。そしてこういう外出自粛と解除を繰り返す生活が何年か続いてようやく新型コロナウイルスに対する集団免疫が獲得されて怖いウイルスではなくなるだろうけどそれには5〜6年かかるとも10年かかるとも言われています。もうコロナ前の生活には戻れないという見方すらあります。そういうポストコロナの社会では「集まる」「移動する」ことが制限され「共有する」ことが不利に働くことすら考えられます。これらは東京をはじめとする大都市の魅力やメリットそのものであり前提ですからそこが崩れれば何も東京にこだわる必要ないよねって当然なるでしょうね。そうすると良い話としては人口の偏りが解消に向かうかもしれない。田舎暮らしを支える仕事上の障壁を解消する力が大きく社会全体にかかり大都市から人口が流出し地方に分散するだろうと。しかしこれは新型コロナウイルスという見えない敵への恐怖と裏腹なので起こるとしたら急激でしょうからその変化に大都市がもたないのではないかと懸念されます。超高層のオフィスビルとか大規模なマンションなどは不要と見なされ移動と集合を前提とした大規模宿泊施設も鉄道・航空会社も嫌忌され都心は一気にスラム化してしまわないか。なんだか昔夢中になって読んだ永井豪大先生の漫画『バイレンスジャック』を思い出してしまう。まああれは大地震が原因でしたけどね。そうそう、みんなこういう大地震や火山の大噴火などで世界が大変なことになるというのは想像しやすかったと思うけどまさかのマイルドなウイルスですからね。恐怖心が共有されにくいので行動にばらつきがでるというのも今回の事象の大きな特徴ですよね。長々書きましたがそういう移動の制限された社会、リモートワークが中心となる社会で僕ら建築設計者はどのように仕事をすることになるのか、考えるって言ったじゃんって怒ってます?すみません。問題の前提をしっかり書いておかないとその話ができないなって思いまして。ということで今度こそ書きますのでしばしお待ちを。今日のところはこの辺で。