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建築士と受験制度と6浪です

昨年末ギリギリに建築士法の改正案が国会を通過して2020年度から建築士試験制度が大きく変わることが決まった。一級建築士の場合これまで大卒でも実務経験を2年積まないと受験することができなかったのが、いきなり受験できて2次試験まで合格した後で所定の実務経験を経て晴れて一級建築士となる。受験者数が激減していることが改正のきっかけらしくて若い人が早くに受験できるようになんだと。これが割と業界的には賛否両論でして僕はそれが不思議でならない。ようやく建築士試験もまともな一般の感覚に近づいたと思ってるから。だいたい建築士でもなんでも無い単なる実務経験期間のやつが自分の発注する建築の設計を手がけている事態って建築の人間にはごく普通のことと思ってるだろうけどこれがお医者さんだったら誰がそんな人に自分の体を任せようと思うかねってことだよね。せめて試験は通ってますってんじゃないと安心してもらえないでしょうに。大学が資格学校化するのではないかなんて心配してる向きもあるみたいなんだけど資格取らなきゃ仕事できないんだからその勉強を学生時代にして何が悪いのか。その勉強だけで一杯一杯になるようなら社会に出ても仕事なんてできっこ無いよ。なーんて偉そうなこと言ってますが僕は学科試験に5回、実技試験に1回落ちて挑戦7回目でようやく一級建築士になれましたからね。最初の頃は自分でも舐めてたんだなあと思うけど僕らの頃は大学院修士課程を修了したらすぐ受験できた時代なのに最初の年は受験すらしなかったんだよな。設計事務所勤めは仕事覚えるまでは特に忙しいから勉強する時間どころじゃなくて毎年受験料を捨ててたようなもんだった。一念発起して勉強の仕方を変えたらようやく学科試験にパスして流石に製図試験は問題ないだろうと思ったらこれがまたダメで翌年心を入れ替えてようやく取れた次第。苦労したなあ。もう20年も前の話でした。ということで今年も頑張ろう。
by uegaito | 2019-01-20 19:06 | つれづれ

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