ヴィンセントとセントジョンとチャイルド

忙しいときこそストレス解消ということで引き続きキッスの話書きます。普通の人と2周半くらい遅れて高校3年生でキッスのファンになったわけで最初の新譜はヘヴィ路線の『地獄の回想』でしたね。前作『暗黒の神話』からひっそりエースの代わりを務めていたヴィンセントクサノがヴィニーウィズヴィンセントとせっかく名前新たに頑張ったのにあまりにきかん坊の自己中野郎だったためにたったアルバム1枚でクビになりまして翌1984年発売の『アニマライズ』ではキッス初の西海岸出身マークセントジョンなる無名のギタリストが3代目リードギタリストとなりました。時はLAメタル全盛期ですからヴィニーもそこそこの早弾きさんでしたがこのマークは尋常じゃない早弾き野郎でして32分音符とか弾いちゃうのだそうです。だそうですというのは僕には聴き取れなかったからです。とにかくそんな話題性に事欠かない時代にキッスのファンになってたシンイチ君(19)は次の新譜『アニマライズ』発売が待ち遠しくてたまりませんでした。もうね、予約してた新譜を手にした時は天にも昇る気持ちで聴いたわけです。1曲目の『アイヴハッドイナフ/I've Had Enough(Into the Fire)』のカッコいいこと!前にも書きましたが80年代のハード路線キッスは82年の『暗黒の神話』から85年の『アサイラム』までアルバムトップの曲がだいたい同じようなポールスタンレーのザ・ヘヴィメタルな曲を持ってきててその中でも僕は未だに何度聴いてもカッコいいなと思うのがこの曲ですね。疾走感のある16ビートにカッティングのようなリフで始まりいきなりマークさんの超早弾きソロなわけです。キッスの曲でヴォーカル入る前にギターソロが入る曲ってあまり無いのですがこの曲はキマってましたね〜。ただですね、いまになって思うのはこの曲以外はあまりぱっとしなかったってこと。シングルカットされたのは『ヘヴンスオンファイヤー/Heaven's On Fire』と『スリルズインザナイト/Thrills In the Night』だったと思いますがもちろん悪い曲じゃないんだけどなんかイマイチしっくりこないっつうか。後年本人たちから明かされたその原因てのは実はこの頃ジーンはほとんどキッスの仕事をしてなくてアルバムにも歌ってる以外参加してなかったのだそうです。ひどいね。なのでアルバムはポールの単独プロデュースだと。この『アニマライズ』に至る前までも何度もキッスは仲間割れの危機を経験するのですがそのたびにそれを乗り越える原動力となったのはポールスタンレー先生でして彼こそがザ・キッスなわけですね。それはそれで良いし78年のソロアルバムにしてもその後のソロアルバム『LIVE TO WIN』にしてもカッコいいのは間違いないんだけどやっぱりキッスってのは4人の個性的なキャラがあってのバンドだったのでポール単独色が強いのはキッスとしてはやっぱりどこか物足りないものなのですね。『アニマライズ』はまさに孤軍奮闘するポールのバンドのアルバムだったということです。がんばれポール。ただし彼が頑張りすぎるとどんどん商業路線になっていくんだよな。それはこいつの存在無くして語れないんですね〜。デズモンドチャイルド。しかし止まらんなこの話。ということで、今日はこのへんにしておきましょうか。
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by uegaito | 2018-02-19 20:44 | ロック | Comments(0)

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