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軍団と血気と上垣内、レスポール買ったってよ

『アライヴ2』の後に買ったキッスのアルバムが何だったかはもう本当に完全に思い出せないので印象的な順にその頃の思い出を書くことにします。キッスの名盤と言えば『地獄の軍団/Destroyer』というのはファンの間ではほぼ意見の一致するところでしょう。スタジオ盤で通算4枚目、直前に出たライヴ盤『地獄の凶獣/ALIVE!』で一躍スターダムにのし上がったキッスがその地位を不動のものにしたまさに名盤だと僕も思います。『デトロイトロックシティ』『雷神/God of Thunder』『ベス/Beth』『狂気の叫び』などライヴの定番が多く収録されている1976年発売のアルバムですが僕はB面トップの『燃えたぎる血気/Flaming Youth』が大好きでしたね。ギターソロだけ変拍子になる不思議な曲ですがとにかく若さと元気いっぱいでこの頃でしかできない曲だと思いますね。『地獄の軍団』はそれまでのストレートでシンプルなロック中心の3枚のスタジオアルバムとは打って変わってアルバムオープニングがSEで始まったりハモりのきれいなツインリードのギターソロがあったり少年少女合唱団のようなコーラスが入ってたり変拍子があったり当時の彼らにしては相当実験的な要素が鏤められてました。作り込むことで当時有名だったプロデューサーのボブエズリンのアイデアという話も聞いたことがありますがこのボブエズリンてこの後1992年の『リヴェンジ/Revenge』で再登板します。この『リヴェンジ』ってのがまたせっかくヘヴィ路線に転換して素顔も晒したキッスがまたもや妙な商業ロック路線になってしまっていった80年代後半をばっさりと切り捨ててヘヴィ&ダークに戻った原点回帰のアルバムでして僕はこれも名盤だと思っています。つまり節目節目でキッスにとって重要な役割を果たしたプロデューサーなんだけど不思議とキッス自身はあまり評価してないみたい。想像するにあれせいこれせいと指示がうるさいんだろうね。かくして『地獄の軍団』の次のスタジオアルバム『地獄のロックファイヤー/Rock'n Roll Over』では『地獄の凶獣』のプロデューサーだったエディクレイマーに戻ってます。この『地獄の軍団』を買ったのは大学入ってご褒美に買ってもらったステレオ(というのも懐かしいがきっとコウメたちには想像がつかないだろうな)が来てからだったので1984年だな確か。しかしご褒美にステレオ買ってもらうってどんだけ甘えてたんだろうな自分。ほんと申し訳なく思いますがいま自分がコウメたちにそれできるかというときっと無理だろうから親父を超えてやるぜどころじゃないわな。なんでキッスの話から自己反省にならねばならぬのか。ともあれ大学に入ったら割の良い家庭教師や塾のバイトに精を出して憧れのギターを買いました。さすがにこれは自力で買ったね。真っ黒なボディにミラーのピックガードのレスポール、グレコのジョンサイクスモデル。普通キッス好きならレスポールでもサンバーストとかそれかフライングVとかだろうと思うんだけどホワイトスネイク聴いてるわけでもないのにジョンサイクスモデルでしたね。これはもうすっかりボロボロだけど今でも手元にあってたまにいじってます。エレキギター買ったら次はもうこれしかないでしょう。バンドね。というあたりで、つづ・く。
by uegaito | 2018-01-29 09:09 | ロック

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