確認申請厳格化と設計施工とそれぞれの責任

連日ワイドショーを賑わせている例の杭問題のマンションですがあれって2007年末の竣工だったんですね。てことは建築確認申請は恐らく2005年末か遅くとも2006年頭くらいに済証を取得しているだろうからそうだとするとちょうど構造計算書偽装事件が起きるちょっと前に確認申請出してて世間が大混乱してる頃審査受けて建築基準法が厳格化される前に着工していたわけだ。杭工事やってる頃なんかきっと構造設計や監理への目も最高潮に厳しい頃だったろうから何をするにしても恐らく怖くてみんな萎縮しまくりの頃でしょうね。だってその後の法改正では窓の位置をちょっと変えるだけで確認申請し直しみたいなことを言い出したりしてましたからね。杭については特に厳しくて最近ようやくそれでは工事ができないってんで施工誤差なんかによる多少の杭芯ズレは軽微変更で良くなったくらいだもんな。そういう動きにくい時でも工事しないわけにはいかないでしょうからやっぱり最前線の技術者はほんとに大変だと思う。まあその辺は今朝のワイドショーなんかでも割と冷静に理解して解説してるコメンテーターもいたりしたな。ところで昨年発覚の別件も含めてどれも設計施工一貫物件であることは誰も言及しないんだけど結構大事な話なんだよな。新国立競技場もデザインビルドという要するに設計施工一貫で建てようぜって話になってるわけですから。それにしてもゼネコンもつまらない疑いを持たれるの嫌だろうから自らのリスク回避のためにも設計施工一貫は好ましくないって声を上げればいいのにね。何かとゼネコンに甘えるのはもうみんなやめた方がいいと思うけどどうだろう。
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by uegaito | 2015-10-19 11:45 | 建築 | Comments(0)

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