まずい、とうとういっぺんも書かない月ができてしまった。空白の2015年7月。ああ。せめて格調高い内容でリカバーせねば。この間に読んだ本はこんな感じです。まず『明治維新という過ち』(原田伊織著、毎日ワンズ)。いきなり強烈です。100%同意はしにくいですが妙に説得力あります。たった100年そこそこ前に日本でこんな品の無い内戦があったことを美化しようとするから大河ドラマが史上最低視聴率になるのかね。そして史上最低とくればこれ。『史上最強の大臣』(室積光著、小学館文庫)。前作『史上最強の内閣』の続編ですね。今回の主人公は我らが浅草の新門辰郎文部科学大臣。ううむ文部科学大臣。現実の方ではいま最も立場の無い大臣ですね。今作は作者のデビュー作『都立水商!』を読んでいると理解しやすいかなと思いましたね。とにかく面白いお勧めの一冊かなと。そして『ネアンデルタール人は私たちと交配した』(スヴァンテ・ペーボ著、文藝春秋)。出た!久々のネアンデルタール人ネタ。いやネタじゃないって。久々に衝撃的な話でしたね。ネアンデルタール人は現代人への進化には関係なくて3万年前に絶滅したっていうのが現代の定説のはずでしたから実は現代人のDNAの2〜4%にネアンデルタール人のDNAが認められたってのはびっくりです。しかもコーカソイドとモンゴロイドのみなんだと。この話はもう少し書きたいけど時間が無いのでまた今度。しかし格調高いのかこの文章。