追いつめられております(汗)。〆切を前に逃げ出す漫画家の気持ちが実に良くわかるというか思わず旅に出たくなるというか。泣いても笑っても月曜の朝には〆切がやってきます。正月空けてからろくに休みがないけど一山越えてもまだ2つ3つ山が控えておりますのでまだまだ気が抜けない。設計って建物建設計画全体の途中の作業工程になるのでとかく詰められがちというかガンバレってなりがちなんだよな。とまあ愚痴ったところで〆切が延びるわけでもなし。せめて家との往復くらいは現実逃避で改めて小説『限界集落株式会社』を読み直しました。やっぱり何度読んでも面白いなあ。前にも書いたけどほんと登場人物の描写が上手で感情移入しやすいんだよね。気持ちが現実逃避しているからかもしれないけど。であっという間に読み終わってしまって次は今野敏の碓井弘一シリーズ最新作『ペトロ』読み始めてます。そう言えばいまキッスが来日してるんだよな。でふと思い出したんだけど昨年神様ポール・スタンレーが自伝『モンスター』を出版しまして思わずすぐ買って読みました。ジーンの時も買って読んだしね。なんで読んだ直後にこのブログに書かなかったかというとこれがまたなんというか悩ましい内容だったからなんです。ポール・スタンレーって片耳が聞こえなかったとは全く知らなかったし多分誰もこの本が出るまで知らなかったんじゃないかしら。壮絶な半生を歩んでらした方だったのでした。これ読んだらジーンがなんて脳天気なおっさんだと思うね。エリック・カーに対してポールはこんな厳しい見方をしてたんだってのもかなり意外だった。とにかくポールの孤独っぷりが嫌というほど知らされる厳しい一冊でした。やっぱり『限界集落株式会社』の方が幸せになる。そういうことでそろそろ逃避から戻ります。