そろそろ帰ろうかなとふと事務所のスケジュールボードを見たら、今日の日付のところに「5カ月」と書いてある。コウメの仕業だ。夏休みに入ってからちょくちょく来てるので、そのたびにホワイトボードに落書きして遊んでるから。それにしても3・11からもう5ヶ月も経ったんだな。5ヶ月前はほんとに毎日家族と離れるのが心配で仕方なかった。仕事から帰ってまた家族が揃うことに幸せを感じたもんだ。なんで世間は簡単にいつもの生活に復帰できるだろうって思ったもんだけど、そうじゃなくてみんな必死に元に戻ろうとしたんだよなきっと。成熟した社会ってのが何でも決めごとを決めるスピードを遅くしているのだとしたら、成熟ってのはいったい何のことを意味するのだろうな。