2011年 08月 09日
浅草法人会青年部会と企業訪問研修旅行と鮫川村

去る7/22〜23と浅草法人会青年部会の企業訪問研修旅行ということで涌井部会長はじめ総勢17名で鮫川村に行ってきました。実はこの研修旅行は3年前から毎年この時期にやってるんですけど、去年の企画会議で近年話題に上ることが多くなった農業ビジネスの現場に行きたいねという話の中で、たまたま僕が仕事させて頂いている福島県の村が農業の6次産業化とか取り組んでるって話をしたところ是非行こうということになりまして、どうせなら設計している村民保養施設が完成してからの方が楽しみも増えるのでと今年に先送った企画だったのです。ところが3・11があって皆さん心配になりますよね。いっときは見送りかという空気もあったのですが、実行委員の皆さんの熱い想いで様々な懸念事項を克服して無事実施されたって次第。僕は元々この村の魅力にはまって家族で何度も遊びに行っていたものの、果たして皆さんが同じように好きになってくれるかやっぱり心配でした。そういうこともあって役場の企画調整課の方と綿密に2日間のプログラムを組んで、満を持して臨んだって大げさか。初日は始発の新幹線で新白河に朝9時過ぎに到着。迎えに来て下さった村のバスで役場に向かい、まずは役場にて一通りレクチャーを受けました。村長のご挨拶、6次産業の話、ビジョン溢れるバイオマスビレッジ構想のお話しなど、これだけでももう来た甲斐があったと皆さん喜んで頂けました。午後は山に入って間伐と薪割りの体験。冒頭の写真はその時の記念撮影ですね。皆さん夢中というか意地になってしまう人もいたりしてとても楽しい時間でした。その後新しいさぎり荘に割った薪を持っていって各自が薪ボイラーに投入、自分の薪で焚いたお風呂に入るという一連のグリーンツーリズムプログラムを、実は実施第1号という記念すべき体験をさせて頂きました。夜は地元の商工会青年メンバーとの懇親会。恐れていた浅草流の飲み会となって激しく盛り上がった次第。翌日も朝から村内の各所をバスで巡って、非常に濃厚な2日間を過ごして頂けたかと思いますです。前日まで台風が猛威をふるっていて心配も尽きなかったけど満天の星空も見ることができたり、普段なかなか接することができない里山の落ち着いた自然を皆さん満喫できた様子、半ば迎える側になった僕としても本当に嬉しかったわけです。これでホタルが見られたら完璧だったんだけど時期がちょっとずれてしまいましたね。人口4千人ほどの村があたかも1つの企業、社員とその家族の共同体のような一体感で、実にビジネス感覚に溢れる取り組みをしていると皆さん大変刺激を受けたって嬉しい感想もいただきました。地方自治体に行ったのに本当に企業訪問した感じだって。これ読んでふ〜んて思ったあなた、百聞は一見に如かずですよ。
by uegaito
| 2011-08-09 12:18
| つれづれ