2011年 07月 20日
木質とボイラーと公共施設その4
建築少年たちの夢〜現代建築水滸伝』を買いました。まだぱらぱらっと中を見ただけだけどなんだかとても面白そう。布野先生はトークも絶妙なのでこらから読むのが楽しみです。さてこっちはまだまだ続きますよ。ってことでその4です。
さてさぎり荘の設計はどういう風に進んだのか。あまり設計のプロセスって触れることはないかと思いますので、ざっとご紹介したいと思います。
これは一番最初、基本構想時の検討の様子です。こうやってこのへん一体の模型を起こしまして、色んな角度から配置の検討をしたり、周辺の分析をしたりして建物の位置やおおまかな大きさのイメージを作っていきます。



さぎり荘は公共建築ですから、できるだけ村民の皆さんの共感を得ることができるような物語が必要と考えました。鮫川の印象はなんと言ってもきれいな里山風景と大きな屋根のシルエットです。そこでできるだけその印象を強めるような、里山の群落のシルエットをイメージさせる外観を発想しました。シルエットですからあまり外壁が目立ってはいけません。それで色を黒く落としたというわけです。薄暮の頃から夜にかけて、その意味がなんとなくご理解いただけるのではないかと思います。
いやあまだ続くのかいって感じですが続きますよ〜。今回は久々の画像入りでしたね。
布野修司先生の新著『さてさぎり荘の設計はどういう風に進んだのか。あまり設計のプロセスって触れることはないかと思いますので、ざっとご紹介したいと思います。
これは一番最初、基本構想時の検討の様子です。こうやってこのへん一体の模型を起こしまして、色んな角度から配置の検討をしたり、周辺の分析をしたりして建物の位置やおおまかな大きさのイメージを作っていきます。



さぎり荘は公共建築ですから、できるだけ村民の皆さんの共感を得ることができるような物語が必要と考えました。鮫川の印象はなんと言ってもきれいな里山風景と大きな屋根のシルエットです。そこでできるだけその印象を強めるような、里山の群落のシルエットをイメージさせる外観を発想しました。シルエットですからあまり外壁が目立ってはいけません。それで色を黒く落としたというわけです。薄暮の頃から夜にかけて、その意味がなんとなくご理解いただけるのではないかと思います。
いやあまだ続くのかいって感じですが続きますよ〜。今回は久々の画像入りでしたね。
by uegaito
| 2011-07-20 22:32
| 建築