建築士続きと誤解と長げーよ

昨日の建築士法の話の続き。現在の同法では1級、2級、そして木造の3種類の建築士を規定してて、まあ一般の人は2より1の方が偉い、みたいな解釈をしてるのが多いみたいですよね。お酒みたいに。僕はそのへんの「誤解」も含めて、1級は耐火建築物、2級は民家を受け持たせるために作られた資格だって解釈してた。というのは同法の施行が昭和25年なので、つまり戦後に制定準備が始まって、焼け野原になった現状を鑑みた際にやっぱり建物の不燃化が急務だと思ったはずだと思ったから、それまであまり一般的でなかった構造工法をしっかり受け持てる技術者資格が必要だと考えたんだろうと推測したわけです。一方で伝統的に庶民の住宅を担っていた大工さんをそのまま資格者として認定してしっかりと住宅の質を高めていって欲しいという思いが2級建築士を生んだんだろうと。これにはもう一つ確証があって、1級建築士を育てる(はずの)大学教育はほとんどが耐火建築物を前提にしているように感じたから。逆に言うと木造はちょっと脇においとかれてる気がしたからね。この点については半分合ってるけど半分は僕の認識不足だったかなと今は思うけどね。まあそういうふうに解釈してて、仲間や知り合いとこの手の話題を話す際もそう言ってたもんです。だから昨日の速見さんの話でそれも誤解だったということがわかって「目を見開かされた」ってわけです。決して居眠りしてたわけじゃないですから。しつこいか。つまり士法を作ろうという気運は戦前どころか大正時代に遡ってたり(しかも関東大震災前)、当初1級は設計側、2級は生産側を想定してたり、でも最終的には概ね扱える規模だけで棲み分けさせようとしたみたいなんだけど。要は建築士は設計に特化した資格ではなくて、広く建築生産全般に関わる各種技術者を一つの共通理解させるための資格として、少なくとも作成者は考えたんだってことですね。生産現場的には概ねうまく機能してきた気はするかも。でもそういう漠然とした感が、世間一般にとってはよくわからん感を与えてるのも確かですね。やばい長くなりすぎた。まあでも資格ってそういうもんだって言う速見さんの意見に僕も賛成で、あとは発し手と受け手が双方で理解を進める道を模索するんだろうね。
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by uegaito | 2009-06-13 11:10 | 建築 | Comments(0)

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