2009年 03月 06日
まちとひとと建築
都市環境研究所という都市計画事務所でバイトを始めた。もう23年も前だね(汗)。当時都市環はお茶の水と本郷の間くらいにあったかな。なんせ初めて触れる実務の世界だったので、とにかく毎日が楽しくて仕方なくって、今思えば2年生の初心者バイトなんだから大したことは全然やらせてもらえてないんだけど、まちづくりの仕事が大勢でわいわいやるからなのか、事務所の中はいろんな学校からたくさんの学生がバイトに来てて毎日それこそわいわい状態だった。この時、あまりにハマって徹夜とかガンガンやってしまったので、確か当時の月当たりバイト最長時間を樹立してしまったのだった。でも春休みが終わる頃にはもっと建築に触れたいという気持ちが強くなって、当時ブラジルから帰国して青山に事務所を開いたばかりの南條洋雄さんを御紹介頂いてそちらに行くようになるんですね。で、この一連のバイト初体験で強烈に僕の内面を形成したのが都市と建築、まちと建築なんです。都市環でお世話になった小出和郎さんもその後の南條さんも大谷幸夫先生の門下生で、その大谷先生がちょうど東大を退官されて千葉大に来られてた時でもあって、グッドタイミングでオオタニイズムの影響を受けてしまったのですね。なもんで、学校でも大島とかと建築の社会的責任あるのかないのかみたいな議論をいっつもしてた。そんなだからやっぱり建築単体を設計するよりは、それを通じてまちやひとと関わるのが楽しいといつも思ってる。写真は10年ちょっと前、修業時代に担当していた京都府日吉町(現南丹市)の複合施設の現場監理中に町の祭りに参加させてもらった時の1シーン。

今はなかなかこういうチャンスがないけど、良い建築が良いまちをつくるし、良好なコミュニティが良いまちをつくると信じてるから、専門家としていつかそういう仕事がしたいと思うのでした。
大学2年の今ごろ、それまで明け暮れていた家庭教師や塾のバイトを全部辞めて
今はなかなかこういうチャンスがないけど、良い建築が良いまちをつくるし、良好なコミュニティが良いまちをつくると信じてるから、専門家としていつかそういう仕事がしたいと思うのでした。
by uegaito
| 2009-03-06 10:10
| 建築