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ウエガイト建築設計事務所のWhat's New

(2019年12月4日更新)


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ゆらりん下目黒保育園(2018)

広報さめがわ10月号にさぎり荘の特集記事が載りました。(2018.10.5)
ゆらりん高輪保育園(HUG高輪)が雑誌建築ジャーナル2016年12月号に掲載されました。(2016.11.28)
東浅草の住宅B&S HOUSE の竣工写真をアップしました。(2014.10.16)
浅草橋の老舗扇子店松根屋店舗の写真をアップしました。(2014.9.4)
アイデアコンペ第2回SRF賞専門部門佳作を頂きました。(2014.3.15)
村民保養施設さぎり荘が第30回福島県建築文化賞復興賞を受賞しました。(2013.12.21)
雑誌KJ2013年12月号に前田産科婦人科医院が掲載されました。(2013.11.15)

最新作Lebenschaft Projekt完成披露会のお知らせをアップしました。(2013.10.26)
近作悠楽里えどがわエントランス改修の写真をアップしました。(2013.6.19)
近作野木の家の写真をアップしました。(2013.6.1)
近作Lebenschaft Projekt I(前田産科婦人科医院)の写真をアップしました。(2013.5.28)

*  *  *

建築とか設計とかとはあまり関係ないというかむしろどうでもいいことが多いんですが、宜しかったら以下(↓)の上垣内個人のブログもお楽しみ下さい。いやほんとすみません。

# by uegaito | 2019-12-31 23:59 | お知らせ | Comments(1)

知財と消しゴム購入と設計者選定

先週のことですが『知的生産者の公共調達の法改正ー会計法・地方自治法の改正ー』という公開シンポジウムのお手伝いをしました。東工大名誉教授で元日本建築学会会長、元日本建築家協会会長の仙田満先生がライフワークとして取り組んでおられる、入札で知的生産者の仕事を選定する現行の法制度を変える運動が、いよいよ正念場の局面を迎えています。


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以下フライヤーからの転載です。

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現代、我が国は、世界でもほとんど唯一、物と知的生産者の公共調達を同一の方法で原則選んでいる。そのため、多くの建築、公園、土木構築物、デザイン等が対価の多寡で競われる、いわゆる入札によって多く選定されている。それだけでなく、アーティスト、コンサルタントも極めて不合理な選定が行われている。これからの日本は知恵で勝負しなければならない。そうすることにより知的財産の質を高められ、その環境価値が高められる。経済的にも活性化し、美しい町、優れた文化がもたらされる。そのための法整備を早急に行う必要がある。日本学術会議の提言に基づく、多くの関係者の熱い議論と実行を期待したい。

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要するに現在自治体が設計やデザインを委託する際に消しゴムや鉛筆を買うように金額が一円でも安いところにその業務を発注しているからそんなこといつまでもしてると国際的に置いてかれるよと。いや既に置いてかれているんでしょうね。だいたいなんでそんなことになってるかというと、設計も消しゴムも物品購入というカテゴリになっていてその根拠が会計法や地方自治法だから、それらを根本的に改正してさすがに知的生産に関わる業務発注は金額ではなく質で委託先を選定する仕組みを確立しなければならないというわけです。そしてその端緒がようやくついたというわけ。

それにしてもこの問題の敵というのは実は意外と身内にいたりして厄介です。この運動はとりも直さず僕ら設計者の地位向上と生活の向上を目指していて入札制度がその障害になっているということなんだけどその入札制度がなくなると仕事がなくなるのでやめてくれという層が一定数いるため足並みが揃わない。つまり「質」で勝負できないと白旗宣言してしまっている層がブレーキをかけてしまうのです。難しいよね。確かに一方でなんでもかんでもプロポだコンペだとなると提案作成にお金がもらえるわけじゃないからウチみたいに体力のないところから疲弊して脱落していきます。さらにプロポやコンペは目立たないと選定されないことから極端な案が選ばれる確率が高く選定後に実現可能性が危ぶまれたりするトラブルが絶えないのも事実。質で選ぶには選ぶ方にも高い見識が必要となるので昨今の自治体技術職員不足による発注業務不全も大きな問題となります。知恵の絞りどころというわけです。


# by uegaito | 2019-12-04 17:24 | 建築 | Comments(0)

ノンアルコールビール再びとライムとそれでも早く断酒やめたい

思うところあって9/29から酒断ちしております。もうかれこれ60日近くお酒を呑んでないことになります。前日の28日にしこたま呑んで二日酔いになりましてもうお酒はしばらく要らないと思いまして。でそうは言ってもなにか目標がないと結局すぐに誘惑に負けてしまうので目当てを決めたわけですがこれがまたなかなか達成できなくて結局今だに呑めないという次第。もうね、半分意地になってますね。歯を磨く時にうえ~ってならないのは良いことなんだけどやっぱりお酒のない生活は張り合いがないですね正直なところ。特に食事がつまらない。お酒って大事なんだなあって今更ながら改めて思う次第です。で仕方ないのでこのブログでなぜかいつもアクセスランキング1位のおなじみノンアルコールビールを飲んでいるわけですが最近カミさんが見つけてきたこいつにハマりました。美味しいんだよねこれ。単なるビールの代用品だったノンアルビールがしっかり大人の清涼飲料水になりました。でふと思いつきました。これってコロナビールみたいにノンアルビールにライムをつけて出せばお店でも十分人気のドリンクになるのではないかと。すでに出てるかな。年末年始の宴会シーズンに気が重くなってるあなた、是非こいつで美味しく楽しく乗り切っていただきたいものです。ああでもやっぱり早くお酒が呑みたい。


# by uegaito | 2019-11-26 17:04 | つれづれ | Comments(0)

ひとよと桑原さんと鮫川村

驚いた?もうブログやめたと思ったでしょう?やめませんよ。書きたいことがありすぎて書けなくなってました。そしたらあなたあっという間に11月ですよ。なつぞらはあっという間にスカーレットですよ。2019年もあと40日ですよ。さて今日は映画の話ですよ。いま上映中の映画『ひとよ』、そう我が後輩なんて気安く言うなと怒られそうないやきっと怒るでしょう佐藤健くんが主演です。この映画、実は原作は舞台でして8年前に三軒茶屋のシアタートラムで上演された演劇だってご存じでしょうか。自慢じゃないけど僕観に行ったもんね。普段あまり演劇なんて縁のない僕がなんでとお思いでしょうね。ほんとだね。普段あまり縁がないのは何も演劇だけじゃなくて映画も演芸も同じくらい行く機会がないだけでもちろん興味がないわけじゃないんです。行こうかなどうしようかなとモタモタしているうちにこのブログみたいにきっかけを失って足が遠のいているだけというか。で『ひとよ』。話は2011年3月11日に遡ります。そう、東日本大震災の日です。この日僕は事務所で仕事してて地震のあとカミさんと娘たちも事務所に来させて一晩過ごしたのですが当時福島県鮫川村の現場にいた後藤くんと連絡が取れなくなって必死に情報を探していました。とにかく電話は繋がらず役場にも連絡できずで向こうの様子がさっぱりわからない。そこでツイッターで鮫川村を検索したらあまり被害がないようなツイートが見つかりどういうやり取りをしたか今では思い出せないのだけどツイ主と直接連絡が取れて詳しい状況がわかったことがあったんです。その方がなんと劇団KAKUTAを主宰する桑原裕子さんだったのです。このことがきっかけで半年後の舞台の案内をいただいて観に行ったのが『ひとよ 』だったと。まさか芸能界の方とこんな知り合い方をするとは思いませんでしたよ。それまで演劇の舞台は全く観たことがないわけではありませんでしたが観る側としてもど素人であることは間違いなかったわけでとても新鮮で面白いのだけど台詞回しとかが早くて話について行くのがやっとだったものです。これはもう2回くらい観なきゃダメだと思ったら舞台を収めたDVDが売ってて思わず買ったものです。それが8年経って映画になったんですからこんな嬉しいことはないわけです。さあ皆さんも映画館へレッツらゴーですよ。
# by uegaito | 2019-11-20 18:26 | つれづれ | Comments(0)

根性の塊とリクブと最後の大井陸上競技場

花の18歳になったコウメさん、先日の大会を以ってとうとう高校陸上部生活引退となりました。ということで雨模様の中を夫婦で大井陸上競技場まで行ってきました。ケンブリッジ飛鳥のようにはいきませんでしたがまあしかし2年半よく頑張りましたよ。だいたいですよ、運動部なんて練習も上下関係も厳しすぎてとても入れなれなかった父にまあよくこんな根性の塊のような娘ができたもんです。土砂降りの雨だろうが大会だといえば走りますし合宿だってちゃんと参加してしかも楽しんで帰ってくるし。すごいよ君は。思えば小学校の時から走るのが早くてそのまま中学校に上がったら陸上部に入りたかったんだけどたまたま中学校には陸上部がなくて、だからってなんで茶道部に入ったのか謎ですが茶道部員なのに連合陸上大会の選手に選ばれたりしてほんと謎でしたね。そして高校に入ってようやく念願の陸上部で短距離を選んだはいいけどやっぱり人生そんな簡単にはいかないわけでなかなかタイムが伸びず悩んだりしてました。最後の大会は4×100mリレー、いわゆる「四継」でした。2年半一緒だったゆいさんと1年生の後輩2人とで頑張りました。結果はまあそういう感じでしたが本人曰く長年のライバルだった二松学舎に勝ったので嬉しいのだそうです。よかったね最後にすっきりできて。さあこれで泣いても笑ってもいよいよ受験モードに完全突入です。陸上部で培った根性と体力でこのヤマを難なく乗り切ってほしいものです。そして小さい頃ドリフみてハッパと一緒に笑っていたようにゲラゲラ大笑いしてほしいものです。とにかくまずは陸上部お疲れ様でした。どんどはれろ。
# by uegaito | 2019-06-25 20:12 | 我が家のことですみません | Comments(0)

コウメ18歳と簀巻きと我が家のことですみません

なには無くとも子は育つと言いますがいつの間にやらコウメさんも18歳になってました。7月の参議院選挙では投票できるんですよ。いや参ったね。つまりおぎゃあと生まれてからもう18年も経ったということですからね。前頭葉あたりがペコペコしていた1歳くらいの頃が実に懐かしい。リアルに脳に情報を書き込んでいるって感じだったなあ。そんなコウメも今月でとうとう部活も引退していよいよ受験モード突入です。運動部の底力と集中力を存分に発揮してほしいものです。来年の今頃はどうなっていることでしょうね。それにしてもこうやって瞬く間に時は過ぎてあっという間に結婚とかして子供産んだりするのだろうなあ。今時こういうこと書くとセクハラなのかな。まあ自分の娘のことだからいいでしょ。このブログを書き始めた頃は5歳だったコウメさん、最初の頃はこんなこと書いてたな。これとか本当に懐かしい。早く家帰って昔のビデオを見たくなってしまった。小さい頃はよくモドす子で本当に大変だった。2歳くらいの頃にコウメだけ連れて地方の知人宅に旅行に行った時に何かの拍子にカミさんを探し始めていないことがわかって大泣きした時もそのままげぼ〜だし。あの時はさすがに人の家を汚してはなるまいと思わず両手で受けてしまったものでした。受けきれませんでしたけど。それから幼稚園くらいまではクループに悩まされたりもしたな。咳き込んでいるうちに呼吸ができなくなるやつ。夜中によく起こるのでなんども慌てたものです。ひどい時には救急車で運ばれた。もみじみたいな小さな手の甲に点滴の針打って・・・うう、何だか思い出したら泣けてきた。幼稚園入った最初のクリスマス会楽しみにしてたのにやっぱり急性肺炎か何かで入院して鼻から管通すときに暴れるので簀巻きにされてて本当にかわいそうだった。やばい思い出したら本当に泣けてきた。もう思い出すのやめよう。とにかく元気に18歳になったんだからね。おめでとう。
# by uegaito | 2019-06-04 19:32 | 我が家のことですみません | Comments(0)

そして令和となつぞらと血迷い

令和になりました。巷では改元を祝って10連休のようです。しかしこれをまともに楽しめる人はかなり恵まれていると言えましょうね。暇がある時はお金がなくてお金がある時は暇がない(こっちは滅多にないが)なんてまるで不確定性原理みたいですがいまはむしろどっちも無いようなもので「ある」が両立できる日が来るよう頑張らないとなと。さて気を取り直していつもの朝ドラ話になります。僕は毎度新しいドラマが始まるとたいてい最初の1〜2週間は観ないんです。前作が良くできてた時はその余韻を楽しみたいし逆の場合はしばらく立ち直れないことが多くて。で前作『まんぷく』はそれなりに楽しめたので次の『なつぞら』はどうしようかなあと思ってました。聞けば黎明期のアニメーターの話なんだけど最初は十勝で酪農だというしなんだかきっとまた『まれ』みたいな感じなんだろうなと高をくくっていたというか。ところがたまたま1話目を観たらもうだめでした。なんでしょうこの僕ら世代狙い撃ちのような設定。オープニングがまるでハイジのようなアニメで歌ってるのもスピッツで。これまで『ひよっこ』ですら主題歌のところは飛ばすか音消すかでとにかくいいオープニングに出会ったことがなかったんだけど録画なのに飛ばさないのって初めてかも。子役含めてキャスティングから設定から何から何まで密度が高いというかなんというか。この連休中も録画してたのを何度も見返してしまった。特に9話なんてもう7回くらい観てる(苦笑)。やっぱり草刈正雄という名優の存在が本当に大きいなと思うドラマなんだけどこの『真田丸』の昌幸にハイジのオンジと赤毛のアンのマシューが合体したようなカルピス劇場世代にはもうたまらない役作りが感動ものです。この方昨年は『68歳の新入社員』のような役もやってたりして幅の広い俳優さんだなと思ってたりします。まあとにかく『なつぞら』観た後は他のどんなドラマも学芸会に見えてどんよりしてしまうくらい完成度の高いドラマだな。とにかく泣かされる。歳とると涙もろくなるっていうけどこれは老化じゃなくてそれなりにいろんな経験をしてきてるのでこういう良質なドラマを見るとそういういろんなことが蘇ってきて泣けてしまうわけです。子役の活躍した2週間はまさに僕にとってそんな感じでした。広瀬すずの「やっぱりおじいちゃんが大好き」にはなぜか僕まで打ちのめされました。早くそういう孫ができないかなあと令和元年早々血迷う53歳でした。
# by uegaito | 2019-05-05 15:50 | つれづれ | Comments(0)

不安と弱虫と平成

とうとう平成が終わりますね。ということで平成最後の書き込み。小さい頃の辛い経験て大人になって何十年経ってても唐突にフラッシュバックしてきて強い強迫観念に晒されたりするもので、僕は小さい頃食が細かったので今でもたまに目の前の食事を見て、完食できるか不安になる時があります。今なら実際には食べきれないことなんて無いし別に残したところでごめんなさいで済む話なのになぜだか強烈に不安になる。普段食べるのが早いのももしかしたらこの不安の裏返しなんじゃないかと思う。ゆっくり食べてると途中でお腹がいっぱいになって食べられなくなってしまうのではないかと無意識に考えてるんじゃないかって。それほどつまり小さい頃に食べられなかったことがトラウマになるようなことがあったんだろうね。そういえば特にカレーを食べる時に不安に襲われるんだな。辛くて食べらんなかったらどうしようって思うみたい。思うみたいって自分のことだろうに。もちろんいまは大抵は辛くても食べられますよ。小さい頃がよほどの弱虫だったってことだろうなあ。他にも小さい頃の不安が蘇ることがいくつかあったんだけど困ったことにいま思い出せない。無理に思い出すことではないので今日のところはこのへんでやめとこう。せっかく明日から令和だしね。
# by uegaito | 2019-04-30 14:29 | つれづれ | Comments(0)

ボロ宿紀行と桜庭龍二と精神の安定

深夜帯で面白いドラマ発見するもそろそろ終わりという。。。テレビ東京やっぱり侮れん。『日本ボロ宿紀行』主演はあと1週間で終わる朝ドラ『まんぷく』で幸田画伯の次女役のお嬢さんと、そして我らが高橋和也。なんで「我らが」?なんででしょう、気分?なんつったって男闘呼組ですからね。ベーシストだし。この方なんだか最近鄙びた感じのいい味出した役が多い気がするんだけど。土屋太鳳の冴えないお父さん役とか。割とハマってた『3年A組ー今日から皆さんは人質です』も『トクサツガガガ』も終わってしまって寂しかったところにまた録画する楽しみができてちょっと嬉しいです。このドラマ、テイストはほぼ『孤独のグルメ』です。テレビ東京ですから。2匹目?いえいいんです高橋和也扮する桜庭龍二、PVまで作ってもしかして紅白狙いか。ぜひ出て欲しいなあ本気で。このドラマに気づくのが遅かったことは本当に後悔しかない。さてところで2019年第一四半期のドラマですが確かに面白いのが多かったんだけどこうして思い返してみるとテーマが割と被っていたり更には脇役が妙に重複していたりしてやや混乱するところがありましたね。今期特にご活躍されていたのは篠井英介、神尾佑、矢島健一あたりじゃないでしょうか。篠井さんなんか、僕が見てた2つのドラマでどっちもキャラの似通った警察の偉いさん役だったりして、あれ?って僕が思うくらいだからきっとご本人は相当混乱しながら演技していたのではないかと勝手に心配してしまいました。プロだから心配する必要ないんだろうけど。矢島さんは何年か前に杉本哲太&古田新太主演『隠蔽捜査』で大森北署のなんかの課長さん役だった気がしますが当該ドラマの先日の特番では出て来なかったのできっと今期は相当忙しいんだろうなと勝手に想像してました。そうそうこのドラマ『隠蔽捜査』、主演のお二人とも好きな役者さんなんだけどどうしてもこの配役だけは馴染めない。このブログの熱心な読者の方ならご存知のように僕は原作小説が大好きですから僕の中ではむしろ竜崎伸也は神保悟志の方がずっとしっくりくるし伊丹俊太郎はぼやっとイメージは浮かぶんだけどピッタリくる俳優さんが思いつかない。それくらいドラマの二人は合ってない。どうでもいいですが。まあどうでもいいんですけど本当にドラマばっかり見てる人だって印象持たれるよなこんなことばかり書いてちゃ。すみませんねドラマ見るのもブログ書くのも大切なストレス発散なもので。精神の安定を保つためにはとても大切な活動なのです。そういうことで。
# by uegaito | 2019-03-23 15:08 | Comments(0)

港南緑水と公園と保育園

2年前から手がけていた「ゆらりん港南緑水保育園」の竣工式が一昨日3/20にありました。ゆらりんシリーズの保育園を設計させていただくようになったのはちょうど10年前に完成したゆらりん砂町保育園以来で今回の港南緑水保育園、そして同じく来月開園する予定の「ゆらりん はぁと保育園」で12件目を数えます。その間、認証保育所や保育ルームから認可保育所になり、ビルイン型から一棟建てになりと、様々な建築タイプの保育所を設計させていただきました。そんな中でこの港南緑水保育園はなんと区立公園の中に建っているのです。
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一般の方にはピンと来ないと思います。だって土地があってそこに建てるだけだもんね。ところが公園の中には都市公園法という法律が掛かっていて公園の管理や便益に供する施設以外は建てられないわけですもともと。それが2年前にその都市公園法の改正があって通所型の福祉施設に限って建て(占用し)て良いということになってさあ保育所建てるぞとなったわけです。これは世の中的にはその前段があって待機児童問題の切り札として内閣府の特区制度を使って公園に保育所を建てるという構想がいくつかの特別区で起こります。待機児童のなかなか減らない都内はそうは言ってももうビルインのテナントもあらかたやり尽くし新築できるまとまった土地も使い尽くしこれ以上どうやって保育所を増やせばいいんだってところまで行ってしまったわけで誰かが、そうだ公園があるじゃないの公園に建てれば遊び場も不自由しないし、と思いついたと。でも元々公園は保育所建てるためにあるわけじゃないですから公園利用者にとっては何言っちゃってんのって話なわけです。そんな中で港区も特区を使って保育所整備を計画するも焦らず公園利用者でもある近隣住民の皆さんとの対話を地道に続けたんだと思います。そうこうしているうちに法律改正になって特区使わずに建てられることになったと。この辺はすみませんが僕の想像ですので。そんなこんなで条件整理して事業者公募のプロポーザルを実施して僕のクライアントである事業者が選定され港区初の公園内保育所建設とあい成ったわけです。それが2年前の夏。教師生活25年の町田先生じゃないですが設計生活28年、一級建築士生活20年、建築ってのはまだまだ本当に奥が深いなあと思いましたね。設計ができるだけじゃ一人前じゃないんだよウエガイトくんって若い頃に言われたのがこんなところでフラッシュバックして来ようとは。ともあれ昨年3/26に着工して12/21に引渡し、それから認可に関する検査などを経てようやく先日の竣工式を迎えたわけです。いやあ感無量でした。施工を担当した飛島建設の現場所長さんも顔を真っ青にして感極まってました。近隣の皆さんからも公園利用者の皆さんからも工事中は一回もクレーム無く、実に丁寧な現場運営をしてくれたこの会社は本当に素晴らしかったです。さて長くなりましたが今回は意匠設計のパートナーを修行時代の後輩である上條淳子さん(ジラフ建築設計事務所)に頼んで、構造設計と設備設計のエンジニアチームはHUG高輪と同じ青木豊建築設計事務所(構造)神設備企画(電気)テーテンス事務所(機械)、そして今回は公園立地ということで僕らだけでは手に負えないと考えてランドスケープデザイナーの大林万里江さんに加わってもらいました。上條さんと大林さんという子育て中のお二人に加わってもらったことで子どもにしか見つけられないかも知れない不思議な要素の散りばめられたワンダー保育園になりました。
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これは上條さんがデザインした保育室の室表示サイン。どこから見てるでしょうか?これがどんな姿形をしているかはぜひ想像してみてください。恐らく子どもじゃないと気がつかない面でしょう。いやはや長くなりすぎたので今日のところはこの辺で。

# by uegaito | 2019-03-22 20:13 | 近作紹介 | Comments(0)