5年と震災と記憶

もう東日本大震災から5年経ってしまいました。5年前の今頃は竣工間際だった村民保養施設さぎり荘の工事がガソリン不足で止まってしまってて1ヶ月の工期延長手続きをしたりバタバタしてましたね。現場に行けたのは確か3月末で、現場常駐してた後藤君の定宿だった山王の里が避難所になっていわき市から避難された方々が何家族か滞在してました。避難所は飲酒が禁止なので旦那さんたちに結構ストレスが溜まってた印象がありましたね。でもお母さんたちは明るく逞しかったな。イチゴはへたを取って最初にへた側をかじってそれから残りを食べるとより甘く感じて美味しいってこの時に避難されてたお母さんから教えてもらいました。今でもイチゴはそうやって食べてます。さぎり荘は結局3月下旬から工事が再開して、と言ってももうほとんど出来上がってたので最後の調整やらクリーニングやら検査やらだけで、無事4/29にオープンを迎えることになりました。僕も生まれて初めてテープカットさせてもらいましたね。あれからもう5年が経ちます。3.11後に初めて鮫川村に向かう際に小名浜漁港に寄ったんだけど本当に言葉を失ったものです。液状化で電信柱が沈んでて信号の高さが目の高さくらいだったり。それでも海は何事も無かったかのように穏やかで。ほんの2ヶ月前に高速バスの最終便を乗り損ねてやむを得ず一泊した勿来のスーパー銭湯が津波の被害で閉鎖してて。あの頃は鮫川村に泊まってるとしょっちゅう「どーん」とまるで大砲が撃たれたような地鳴りがして肝を冷やしたものです。これは当時もこのブログで書いたけど朝出かけるときにまた家族が揃って会えるかどうか不安で夜帰る度にしみじみ家族一緒の幸せを噛みしめたり。テレビをつけるとACの公告ばかり流れてましたねそういえば。それから計画停電が始まったり。なぜか墨田区や台東区は計画停電が一回も無かったけど。こういうことは忘れてはいけないですね。たった5年でもうだいぶ記憶が薄れかけてます。
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# by uegaito | 2016-03-23 12:53 | つれづれ | Comments(0)
もうね、あたかも三日ぶりに投稿したような顔してしれっと書き出すことにしましたからね。高輪一丁目の現場、実はもう完成してました。黙っててすみません。思い返せば2年前の夏に建築部分の提案をお手伝いした事業プロポが無事選定されたのが2014年の秋でして本格的に設計開始したのがその年の11月初旬、確認申請事前受付を翌2015年の2月頭に放り込んでその月末には見積もり用の実施図をアップさせつつ確認申請本受付をして3/31に済証を取得という怒濤の設計工程でしたがその後施工者が飛島建設首都圏支店に決まって着工しましたなんて書いたのが5月下旬。杭打ってコンクリ打って12/2に上棟のお祝いをしたりしてたら更に年の明けた今年2/18にとうとう引渡となりました。いやはやほんとに全速力で駆け抜けたって感じでした。その後保育と介護それぞれの行政検査も済ませて開園準備に入ってますが今週24日の木曜日にはいよいよ港区長も招いての竣工式です。14:00〜17:00には一般公開もありますのでこれ見た方は是非いらして下さい。今日は東京地方にサクラの開花宣言が出た模様ですから3日後はかなり期待できそうですしね。なんたってこんな感じでサクラに囲まれてるんですから。
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外観写真をもっと載せたいのはやまやまなのですが結構とんでもないところに無粋に電信柱がいたりして然るべき処理した写真が上がるのをお待ち下さい。いやしかし独立してもうすぐ満16年ですよ。早いなあとかそういう呑気なこと言ってる場合じゃないです。そろそろいったい何やってんだって突っ込みたくなる年数ですね。いつまで経っても安定とはほど遠いのが現代の建築設計事務所の実情でしてそれは雑誌にばんばん出ている有名建築家でもあまり変わらないというから困ったものです。現代は建築家の成功モデルが失われてしまって学生も目指そうという魅力を感じなくなっているようなのですがどの世界でも後進が魅力を感じなくなったら衰退に向かうのが常ですから何とかしてちゃんと頑張っている人が活躍できる世界になって欲しいなと思いますね本気で。最近のニュースでは保育士の賃金が問題になってますけど建築士もかなりやばいですからどうかこういう知的労働を適正に評価できる世の中になって下さいよ本当に。どうして最近書き込みが無かったかがちょっと垣間見れた愚痴っぽい投稿だなあ。頑張れ50歳。ほんにほんに(これちょっとしたマイブーム・笑)。
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# by uegaito | 2016-03-21 16:31 | 建築 | Comments(0)
この土日でカミさんと娘たちは旅行に行ってまして一人気ままに山積みの仕事をこなしているのですがなんだか急に悔しくなりまして思わず映画を観に行ってしまいました。観たのは『信長協奏曲』。以前テレビドラマでやってて設定のおもしろさにハマったのでしたがそれの完結版だというので。タイムスリップものや入れ替わりものってのはこれまでもたくさんあるしましてや戦国ものもたくさんあってどうなのよと最初は思っていたのですがこれが妙に引き込まれてしまった。確かにこの人が未来から来てたらこういう歴史エピソードも納得できるよなと思うようなプロットに感心してしまう。織田信長は置いておいても斎藤道三や松永弾正それに、あ、これここで書いたらアウトかな(これには笑えました)とか。経年設定とか登場人物の年齢とかは少々気になりましたがまあその辺はエンターテインメントですからね。誰もが知っている歴史が素材ですから逆に言うと結末はわかってるわけで、どうなっちゃうんだろうというはらはら感が観ている方に共有されるのがこういう歴史フィクションものの面白さですよね。映画の結末はああやっぱりそうだよねというところもありましたけどでも切なくて良い映画だった。どうでも良いことですがこの際白状しますと柴咲コウ演じる帰蝶つまりお濃の方にすっかり惚れてしまいました。柴咲コウももちろん魅力的ですし彼女が演じたからこその帰蝶ですが何言ってんだかわかりませんがあのツンデレにすっかり参ってしまった50歳です。それから最近何かと鬼気迫る役の多い山田孝之演じる羽柴秀吉と対照的に徳川家康を演じた濱田岳は実に良い味出してたというか同じ映画の中の登場人物なのかというかまんま家康くんという感じでなんか平和な世の中を作ってくれそうな期待感が溢れてましたね。釣りバカ日誌といいすっかり平和キャラが板についたようです。できればこの映画の流れでその後の秀吉と家康の話も作ってくれないかしら。とここで終わらせるとこいつほんとにバカなんじゃないかと心配されてしまいますのでもう少し書くよ。本能寺の変は何かと謎の多い事件ですが随分前に『本能寺の変431年目の真実』という本を読みました。読んだときにこのブログにも書いたかも知れないけど。いまではすっかりベストセラーになってますからこの本を知ってる方も多いと思いますがコウメ風に言うと「地味に衝撃的」でした。読んで明智光秀と徳川家康との関係はやっぱりそうだったのかと納得&安心した記憶があります。歴史は常に勝者が書くわけですから負けた方はできるだけひでえやつになるものでして子どもの頃はそういうのを読んでそのまま信じてたもんだけど色々人生の厳しさなんかを知ったりしてね、そんなわけないだろうなと思うこともたくさんあるわけですよ。人それぞれ必ずそれなりの存在理由とエピソードがあるんだからばっさりと白黒つけて全否定する最近の風潮にはウンザリでそういえばグローバリズムなんかもウンザリ気味でしたけどこの本でそういうのの「歴史に学ばなさ」への警告をされてるのも興味深かったですね。ちょっと文字数が多いので読むのが大変かも知れませんがお勧めの一冊ですカワカミさん。あ、このブログじゃなくて『本能寺の変431年目の真実』がですよ。そういうことで。
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# by uegaito | 2016-01-31 16:40 | つれづれ | Comments(0)
世の中いろんなことが起きすぎて却って思考停止と同じような状態になってしまってる感じ。自分がね。こういうときはどうでも良いことを書いてみるに限る。中1のハッパさん最近変な本見つけた。『心やすらぐ仏像なぞり描き』。なんじゃそりゃ。こんな感じでなぞってますよ。
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なんでも本当に心が安らぐんだそうです。って一体いくつだあんた(汗)。ところがこの「なぞるだけ写仏」っていまじわじわ流行ってるんだってことがネット検索でわかったんです。元々カミさんゆずりで細かい絵を描くのが大好きなハッパさんですから如来像の螺髪描くのなんかもうわくわくするんだそうです。更に一昨日はお友達に誘われて銀座伊東屋の「コピックアート体験教室」に行っちゃったもんだから大変です。コピックのあるウチの事務所来てなぞり写仏本見ながらスケッチブックに写してこんな絵を描いてしまいました。
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五劫思惟阿弥陀如来坐像@東大寺だそうです。最初ハッパのデッサンが狂ってるんだと思ったら本物もこうだった(汗)。あなた形とるのほんとに上手なのね。最初横目で冷ややかに見ていたコウメさん、心の中では楽しそうに思っていたのか昨夜ハッパに下描きを描いてもらって仏像なぞり絵にチャレンジしてました。最近荒れ気味だからね。これで少しは落ち着いてくれるなら本の一冊や二冊買ってやっても安いもんなんだが。なかなかハッパみたいにうまく描けずにバチが当たるかな〜と妙な心配しながら楽しそうに描いてました。テツ子ならぬブツ子とでも言うんですかね。それにしても我が家は一体どこへゆくのか。どんどはれ。
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# by uegaito | 2016-01-18 10:47 | 我が家のことですみません | Comments(0)
今年も結局言い出せずに神経戦をやり過ごしてしまいました。サンタは果たして実在するのか?その答えは来年以降に持ち越されてしまったわけです。よくわかりませんがコウメは早速恥ずかしげもなくラインで友達に報告したりして一方でプレゼントされた品物をネットで検索して実売価格を調べたりしてサンタに失礼だよなまったく。しかし僕にもサンタ来ないかなあとこれ書いてたら某照明メーカーの営業さんから電話があって先日の懸賞に当選したのでこれから商品を届けに行きますって。そう言えばアンケートに答えたっけな。そんでこれもらっちゃいました。変なところで運を使っちゃったと不安になったけどもう今年も終わりだし大丈夫かね。ということでサンタはやっぱり実在したってことか?
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# by uegaito | 2015-12-25 17:01 | 我が家のことですみません | Comments(0)
今年もまた娘たちと神経戦を繰り広げる日となりました。二人とももういい加減気づいていると思うんだけどどうしてか未だにサンタさんへとかいう間抜けな手紙を書いております。それも真剣に。中二と中一で(汗)。どうしてこうなっちゃったんだろう。あたしの育て方が悪かったのかしらとカミさんは自分を責めたりしてますがやっぱりあれですね、小学校も越境させたために近所の友達がいなくて小さい頃から年子の姉妹二人だけの生活だったので完全に外界から隔離されたままドードー鳥のような精神年齢になってしまったというか。数日前にサンタの存在を信じていることについて中学校の友達に馬鹿にされないかとハッパに聞いたらやっぱりされてるんだそうです。なのに・・・。お姉ちゃんなんて中二で信じてるんだからあたしなんてマシな方だとかわけのわからないことを言ってました。てことは薄々はなんかおかしいぞと感じてはいるようだな。なんにせよもうそろそろこういうのは終わりにしたいんだけど真実を知ってショックを受ける度合いつうか傷が、年齢がかさむほど大きくなるのではないかという悪循環にも陥っているいい歳の父です。久しぶりのブログがこれかよですね。
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# by uegaito | 2015-12-24 11:43 | 我が家のことですみません | Comments(0)
今月末で早いもので蔵前に事務所を構えて満12年になる。12年前の今頃は学生バイトと一緒にツーバイ材で本棚を作ったり床を張ったりしたもんです。思い返すと越谷市千間台から都内に事務所を移そうと思い立ってまず確か清澄白河と押上を当たったんだった。だけど金額もそうだけどピンとくるものもなくて浅草橋で不動産会社を継いだばかりの高校の後輩鳥海和夫君を頼って浅草近辺で探してもらうことに。今思えば浅草と浅草橋の区別もろくすっぽついてなくて浅草が彼のテリトリーではないことも知らなかった。新仲見世のマクドナルドの裏と駒形どぜうの向かいそれから今の事務所となる蔵前を見せてもらって向かいの模型卸イリサワさんにずらっと並んだガンプラの箱に心をわしづかみにされて蔵前にした次第。きっと何かガンプラがらみでいいことあるだろうと期待したけど以来12年間な〜んにもないです。そりゃそうだ相手は卸売業なんだから。近所には人の背丈くらいあるガンダムやザクが飾ってあったり当時の蔵前はいかにも玩具問屋街だったのにいつの間にか最近は小洒落たバッグやさんとかワインバーとか増えちゃって歩いている人も様子が違ってきてるね。さて来月は蔵前とともに台東区の新興二大デザイン系に人気のまちと言われている千束で酉の市が開かれる。今年は三の酉まであってその三の酉が日曜です。我が家は久しぶりに一家4人でよし田さんのお店に行こう。そういうことで。
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# by uegaito | 2015-10-23 12:54 | つれづれ | Comments(0)
半年ほど前にようやくですがTVのレコーダーを買いましてがらりとTV生活が変わりました。これまでやむなく涙をのんで見るのを諦めていた番組がいくらでも観られるんですから。コウメたちはほとんどお笑い&ドラマ&嵐ですが僕は結構NHKスペシャルとか映画が多いです。とはいえ結局録画されているので思わず『ど根性ガエル』とか観ちゃうわけです。ちょっと前は父娘で『民王』にハマりました。つい先日は『相棒』の新シリーズに釘付けにもなりました。もちろんコロコロチキチキペッパーズを知ることができたのも録画できたおかげでございます。たったこのビデオデッキがあるかないかだけでTV番組に対して行動が解放されることになろうとは思いもしなかったね。何時までに帰んなきゃあの番組が観られない〜とか以前はそんな感じで我が家の外出は制限されてましたからね。今となっては後悔でしかないけどできれば『あまちゃん』放送中に買うべきだった。再放送しないかね地上波で。
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# by uegaito | 2015-10-20 12:44 | 我が家のことですみません | Comments(0)
連日ワイドショーを賑わせている例の杭問題のマンションですがあれって2007年末の竣工だったんですね。てことは建築確認申請は恐らく2005年末か遅くとも2006年頭くらいに済証を取得しているだろうからそうだとするとちょうど構造計算書偽装事件が起きるちょっと前に確認申請出してて世間が大混乱してる頃審査受けて建築基準法が厳格化される前に着工していたわけだ。杭工事やってる頃なんかきっと構造設計や監理への目も最高潮に厳しい頃だったろうから何をするにしても恐らく怖くてみんな萎縮しまくりの頃でしょうね。だってその後の法改正では窓の位置をちょっと変えるだけで確認申請し直しみたいなことを言い出したりしてましたからね。杭については特に厳しくて最近ようやくそれでは工事ができないってんで施工誤差なんかによる多少の杭芯ズレは軽微変更で良くなったくらいだもんな。そういう動きにくい時でも工事しないわけにはいかないでしょうからやっぱり最前線の技術者はほんとに大変だと思う。まあその辺は今朝のワイドショーなんかでも割と冷静に理解して解説してるコメンテーターもいたりしたな。ところで昨年発覚の別件も含めてどれも設計施工一貫物件であることは誰も言及しないんだけど結構大事な話なんだよな。新国立競技場もデザインビルドという要するに設計施工一貫で建てようぜって話になってるわけですから。それにしてもゼネコンもつまらない疑いを持たれるの嫌だろうから自らのリスク回避のためにも設計施工一貫は好ましくないって声を上げればいいのにね。何かとゼネコンに甘えるのはもうみんなやめた方がいいと思うけどどうだろう。
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# by uegaito | 2015-10-19 11:45 | 建築 | Comments(0)
我が家ではたまに発作的に子どもたちが小さかった頃のビデオを一家で観たりします。昨日は久しぶりにその発作がありまして二人がまだ幼稚園時代のビデオを観たんですがこれが強烈でしてとてもここでは書けないくらい。コウメもハッパも昔は本当に面白い生き物でした。今ではすっかり普通になってしまいまして、まあ普通でいいんですけどちょっと寂しいものです。こうなるとあの頃の栄光よ再びみたいな気持ちで早く孫が欲しくなったりしてね。いつでも孫を受け入れられるように今から大泉逸郎の孫を練習してるのね実は。節回しがなかなか難しいんだこれ。本当にそんな事態になった時に穏やかにこれを歌えるかどうかわからないけどね。楽しみだなあ。どんどはれ。
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# by uegaito | 2015-10-18 14:28 | 我が家のことですみません | Comments(0)

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