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1990年といえば、僕は大学院を出て就職した年です。この頃の建築の流行はそれまでのポストモダンからデコンへと移っているのですが世の中的にはまだネオクラシシズム全盛期でもありました。外タレもしたがってそういう世界の皆さんが大活躍してまして、チャールズ・ムーア大先生まで駆り出されてオーキッドコートとかめちゃ豪華なマンションが建ったりしてたもんなあ。ネクサスワールドはまだだったと思うけどちょうどマイケル・グレイヴスとかのシーサイドももちができた頃だったかな。日本の建築家では恐らくダントツに高松伸さんがご活躍されていたかと思います。ええ。バブルというのは要するに土地の値段に比べたら建築コストなんてもう誤差みたいなもんなので、キミが思うデザインを好きにしたまえ、みたいな感じ?ところがあまりにガンガン建築するもんだから資材は足りなくなるわ職人はいなくなるわで、いくらお金もらってもできねえもんはできねえと現場でみんな困るわけです。そういう時代を象徴する事件が例えば後年発覚したベルコリーヌ南大沢の欠陥工事だったりしましたね。ベルコリーヌは確かちょうど1990年頃にできたんじゃなかったかしら。もちっと後かな。さてその頃僕はというと、大学院時代にちょっと建築に行き詰まってたようでなんだか逃避気味だったような気がします。建築の中でも実作よりは磯崎新さんの書く文章とかに夢中になってたかも。辛うじてレム・コールハースに行き詰まった自分の光を求めていたようないなかったような(苦笑)。意外とそんな感じで藻掻いていたかも。全然バブリーじゃないじゃんね。たまにアルキテクトニカのすっとんきょうな朗らかさに心が救われたりしてね。なんじゃそりゃ。話を元に戻すとこの頃は全体的にベンチューリ的というか重力に絶対逆らいません的などっしり系建築デザインがまだまだマジョリティでして、そんな中で(あくまで僕が、ですよ)妹島和世さんの再春館女子寮をどう理解したらいいかとても戸惑っていたかな。もちろん今から見返せばその後の趨勢はこちらになるのですが、この時はあまりに軽やかで細くて金属的でびっくりした記憶があります。ここで戸惑ってたあたりがその後親分の事務所に移る歴史の必然だったような(苦笑その2)。あたしのことはほっといて。
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by uegaito | 2013-04-21 15:03 | 建築 | Comments(0)
先日『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』というDVDを観ました。阿部寛さんてドラマ『結婚できない男』で建築設計者の役をやって以来なんだか妙に親近感が湧いてまして。日本経済がこのままでは崩壊してしまうくらい危機的な状況に陥っていた2007年に偶然発明されたタイムマシンを使ってバブル崩壊を防ぎに1990年に行くという話。1990年の不動産総量規制の通達を出させないようにすればバブルは崩壊せず日本経済は急激な下降なく穏やかに継続していられるはずだと。実際のところもし総量規制しなかったらどうだったんだろうね。映画は2007年の阿部寛扮する財務官僚に頼まれて、先に1990年に行ってそのまま消息を絶ってしまった薬師丸博子扮する日立の家電開発研究員を助けに、広末涼子扮するその娘が母の開発したドラム式洗濯機にしか見えないタイムマシンに乗って同じく1990年に向かいます。あとのストーリーは適当にウィキでも読んで下さい。1990年は僕は学校を卒業して就職した年。とにかくみんな楽しそうでしたねやっぱり。僕もタクシー券とかもらって2万円くらいの距離を自宅まで帰ったこととかあったもんね。あり得ないよな今じゃ。24、5の若造も普通に美味しいもの食べてたしなあ。劇中で広末涼子が「バブルさいこ〜!」って叫ぶシーンがあるんだけど、バブルを知らない今の若い人が同じようにタイムトラベルであの頃に行ったらこうなるだろうなあ。一所懸命思い出そうとするけどネガティブな想い出なんかないもんね。ライブ・アンダー・ザ・スカイとかで超大物外タレとか毎年のようにバンバン来てたし。楽しかったマジで。そういやああの頃はハイボールがやたら流行ってて、しかもバーボンなのね。アーリータイムズとかじゃなくてIWハーパーやフォアローゼズみたいな高いお酒。あ、あの頃はまだ輸入酒はとても高かったんだよね。海外行ったら意味もなく洋酒や洋タバコを買って配りあいっこしたもんだ。そういう意味では今の方が何でも身近になって値段もぐっと下がってるか。っていうかそういうことも含めてバブルの頃までの方がメリハリがあったかもね。それにしてもあの頃のみんな誰も突然経済が失速するなんて思ってなかっただろうし、まさかその後20年以上景気が底を這うなんて夢にも思わなかったろうな。映画の中でも一所懸命説明する広末涼子をみんな鼻で笑ってたし。じぇじぇじぇ〜って。それは違うドラマか。せっかくだからその頃の建築のことをもう少し辿りなおしてみようかね。ということで続く。
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by uegaito | 2013-04-16 20:35 | つれづれ | Comments(0)
一つ前の記事でカミさんと娘たちが京都と奈良に旅行に行った話を書きました。それを見たカミさん、あたしたち広隆寺行ってないよ、興福寺だよ奈良の、と衝撃の告白。え?だって弥勒菩薩見たって言ってたじゃん。あ、阿修羅像の間違えでした。ってなんだよそれ散々余計な思い出話まで書いちゃったじゃん。ということで皆さんの旅は初日が夜の清水寺、翌日が奈良公園と東大寺&興福寺、最終日は鹿苑寺&慈照寺と二条城だったとさ(怒)。ここに謹んで訂正させて頂きます。さて過ぎたことはもういいとしてその過ぎたことをもう一つ。最近いかに話を寝かせるか試してまして。良い感じに熟成したかしら。話は1ヵ月以上戻ります。3/9に浅草法人会青年部会創立35周年事業として小中学生親子向けに「みんなで学ぼうぜい(税)!」と題したイベントを催しました。昨年からこの会では浅草税務署管内の小学校をみんなで回って租税教室をしているのですが、この日はその特別版ということで浅草に縁のある超大物タレント、東MAXさん率いる若手お笑い芸人の皆さん・・・東朋宏さん、カトゥーさん、クラゲライダーさん、やまもとまさみさん、そしてヲタルさん・・・に租税教室をやっていただきました。折角の機会ですから我が家もカミさんの引率の元、娘たちがお友達を連れて参加致しました。彼女たちにとっては初めて見る芸人さんたちだったのですが普段からドリフの笑いに慣れ親しんでいるだけあってか、特にバカ殿様的なノリの強いカトゥーさんとヲタルさんに激しく反応しまして、会場のみんなが目点になるくらい小学生女子6名が大ウケ、あとでヲタルさんに聞いたところ彼女たちのノリの良さに大いに助けられたとのこと。お役に立てて何よりでした。面白い(いや面白くないか)のはその後で、翌日から娘たちは「おゲンコ〜!」連発に二人でヲタルのセクシーダンスを踊る始末。どうなんだろうね。めっちゃセクシー〜と言いながらのけぞるのはやめて欲しいなあ父としては。そういうことで。
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by uegaito | 2013-04-15 10:17 | 我が家のことですみません | Comments(0)
新しい朝ドラ『あまちゃん』が前作のお陰でとても楽しくて仕方ないです。さてお陰様と言えばというかなんというか今回のインフルは例年と全く逆で、僕だけ罹って残りの家族全員なんともないようです。新学期早々インフルエンザでお休みですは困るものね。実は今回僕が発症するまさにその日まで2泊3日でカミさんと子ども達はがおーのばーちゃんと一緒に京都&奈良の旅に行ってたのでした。これまでも度々このブログでさらっと出てきてました「がおーのばーちゃん」というのはカミさんのお母さん。コウメが2歳頃によくがおーがおーとおどけて遊んでくれていたのがそのまま定着しまして。孫からすると2人いるばーちゃんを呼び名でどう識別するかが大きな問題だったようでコウメに任せていたらこんないい加減な呼び名のまま定着してしまって申し訳ない限りです。さて話を元に戻すと女3代4名での京都&奈良の旅、最近すっかり歴女になっている孫娘のために興味が強いウチに本物を見せようとお母さんが企画して下さいました。初日は昼過ぎからの出発で夜の清水寺、翌日は終日奈良で東大寺と奈良公園、最終日はなんと金閣と銀閣と二条城&広隆寺、右へ左へ激しく京都を駆け回ったそうです。実はコウメとハッパ、東北新幹線には小さい頃から何度も乗ってるのに保守本流(なんじゃそりゃ)の東海道新幹線にはまだ一度も乗ったことがなく今回初体験だったのです。2つの新幹線がどう違うのかって?そりゃあなた、富士山が見えるか見えないかでしょうが。新幹線と言ったら富士山ですよ普通。ところが残念なことに行きは雨模様で見えず、帰りも曇って見えずで東海道なのか東北なのか単なる新幹線になってしまったようです。そこまで深刻かよ(汗)。まあそういうことで女4人旅の詳細はこっちみてもらうとして、旅の様子を聞いてて、コウメが二条城好きということがわかってなんだか面白い。僕は修学旅行で初めて行った中3の時からどうも二条城が「城」ってのがピンと来なくて未だに僕の中では位置づけが難しいのね。なのにコウメは全く何の問題もなくあたし二条城好きだしとか言っちゃう。なんかすごいよね。そして広隆寺。確か隣が右京消防署だったんだよな〜懐かしい。修業時代の最後の担当が西京極の屋内プールの設計でその防災計画の打合せに何度か通ったもんだ。1回だけ打合せ後に寄って未来仏マイトレーヤの像を拝んで来たことがありましたなあ。僕の話はいいか。そんなこんなで楽しかった旅行から帰ってきたら父が寝込んでたと。そういうことで。
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by uegaito | 2013-04-13 15:39 | 我が家のことですみません | Comments(0)
で翌4/6土曜の朝になっても状況が良くなるどころか悪くなる一方だったのでもう一度同じ医院にふらふらと行きました。とにかく2日後の月曜は授業初日だから何が何でも休むわけにはいかないから。こういう時の神様って結構冷たいのね。お医者さんに大概のこと言われても熱あっても学校行こうって固く決意している時に限ってあっさり「インフルエンザです」ですから。解熱後48時間は外出禁止ですから。時は4/6の午前10:00。点滴打ってもらってあと2時間で熱さえ下がればまだギリ授業には大丈夫だ、なんて思ってはみたけどそんな甘くはないよね。だいたいインフルエンザなんてこれまで家族の全員が罹っても自分だけ絶対大丈夫なくらい罹った記憶が無くて、予防接種も今シーズンはやってなかったんだよね。なめてたね。そういう心の隙間を狙うんだよねアイツは。看護師さんに最近どこか飛行機に乗ったりして遠くに行きましたかなんて聞かれて、どうやら東京ではインフル終息宣言でもしたのか余程目の前の僕がインフル患者なのが珍しいみたい。珍しいのは苗字だけですからよろしく。とにかくない気合いを最大限寄せて上げてみたけどやっぱり普段の心がけの問題だね、熱が全然下がらずとにかく体中痛いし。余談だけどこれまで毎年のように子ども達は罹ってて、それでもたいてい宣告されてから数時間で見た目にはけろっとしてたので、僕もそんなもんだろうなんて軽く考えてたら、やっぱり予防接種してて罹るのとしてないのとでは罹った時の体へのインパクトが全然違うらしい。もう遅いけど来シーズンは絶対予防接種しよう。もうこんな辛いのやだから。結局熱が平熱まで下がったのは日曜の午後、つまり授業には完全にアウトでした。もう先生方と学生の皆さんには申し訳ない限りです。でも、でもね、全く心当たりがないんですよ。敢えて分析すれば天候不安が続いてて体調崩してたところに仕事上の精神的ダメージを受けて一気に免疫力が振り切れ、いつも乗っている電車かバスの中あたりでたまたま居合わせた保菌者に欲しくもないお裾分けを頂いたのかと。そのくらい普通の生活範囲でしか行動してなかったから。インフルに罹ったことをFBに書いたら大勢の皆さんから暖かい言葉を頂きましたが今回ばかりは本当に休んではいけない時だったものだから体調もさることながらこのショックから立ち直るのに48時間以上必要かも。いやしかし書いたね〜。長いね久しぶりに。え?いつも長いだろって?まあ最近ブログ書くのサボりまくってますからね。一日あたりに割ったら多分ツイッタ―並みだと思いますよ。そういうことで。
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by uegaito | 2013-04-09 15:43 | 健康または不健康 | Comments(0)
自分の記憶では大人になってから初めてだと思うんだけど、先週末にインフルエンザに罹ってしまった。A型。鳥じゃなくて良かったねなんてコメントも頂きましたが何にしても良くないんだな今回ばかりは。本日4/8は非常勤講師をしている芝浦工大建築工学科2年生の授業初日。よりによってそんな大切な日に教官がインフルで欠席ってなによまったく。だよな。思えば先週は季節外れの長雨と花冷えが続いていたせいか4/2火曜から明らかに体調が悪かった。まずお腹こわした(笑)。翌水曜日もなんか胃腸の調子がすぐれないなか地元の会合に出たんだけど思うようにお酒も進まず一次会でさよなら。そしたら翌木曜はもう朝から咳が強く出だして事務所のみんなに怪訝な顔されマスクして仕事してたんだけどこの日にもらった仕事上のかなりショックな報せで精神的にポキッといっちゃったんだろうね、夜には38度越えの発熱。半月ほど前の3/18にも同じような体調だったんだけど根性で一晩寝て治した(ことにした)経験を糧に今回も頑張ったものの翌4/5金曜は朝から朦朧としたまま、でも僕以外は誰も状況がわからない東日本橋のビル改修現場に立ち会い約束してたので重たい身体を引きずるように行きました。なんとか特殊な部分の工事の立ち会いとオーナー側担当者との打合せなどを済ませて、でも事務所に戻る元気は全く残ってないので辛うじて残っていた最後のエネルギーで自宅に引き返しそのままかかりつけの医院に直行。この時は先生もまあ風邪だねって感じで僕もそうだろうなと、どうせ疲れてんだろうくらいに考えて薬もらって家で寝てたんだけどどうも熱が38.5度あたりをうろうろしたまま下がらない。僕ね、自慢じゃないけど平熱35.5度なんです。38度を越える熱ってそうそう出したことがないんですね。ただでさえ男ってのは体の化学的な変化に弱いそうですからちょっと熱出るだけでダメになるんだよね。ああ女に生まれておけば良かったなんてことは思わずただひたすらアクエリアスをがぶ飲みしながら朦朧としてました。久しぶりに続く。
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by uegaito | 2013-04-08 22:01 | 健康または不健康 | Comments(0)
あ、とか言ってる間に4月になってしまいました。実は一週間ほど前にiPadでブログ書いたんだけど2回も落ちてせっかく書いた記事が消滅してしまいすっかりやる気を失ってました。我が家ではお手軽に宇宙に触れることができるってんでとても重宝してましたすみだ生涯学習センターのプラネタリウムユートリヤ・スターガーデンが昨日2013年3月31日を以て閉館になってしまいました。てっきりすぐ近くにできたスカイツリータウンの中のプラネタリウムの影響で閑古鳥が鳴いたせいかと思ってたんだけどどうやら投影設備がもう限界なんだそうで最新のデジタル投影設備にするのに億単位のコストがかかるので墨田区としては泣く泣く閉館せざるを得ないんだということを東京新聞の記事で知りました。20年くらい前に造られたそういうプラネタリウムが多いんだそうです。そういえば18年前にできた地方のプラネタリウムの職員の方に先日話を聞く機会があったんだけど最近のプラネタリウムのトレンドはプロジェクションマッピングみたいにデジタル投影で天空画像を作るので中央にデンと投影機が鎮座していないんだそうです。確かに一番見やすいゾーンに投影機があるんだもんね。客席配置の考え方も全然違うってことだから収容人員もシアターとしての活用方法も全く変わってるってこと。でユートリヤ・スターガーデンではただ単にドーム天井に星空や天空の映像を映すだけじゃなくて「星空と音楽の夕べ」みたいな新日本フィルの方が生演奏する企画なんかもあったりしたんだけど確かにこういう企画こそ投影機のあたりが舞台だったらなあって思ったもんだ。そして3/23には閉館が決まって最後の大物プログラムとして宇宙飛行士の山崎直子さんのトークショーがあって、我が家では抽選で2人分当たったのでコウメと行ってきました。ああようやく書き始めの話に繋がったよ(汗)。この時のことを書きたかったんだよな。コウメさん一所懸命山崎さんへの質問を考えて、質問コーナーで挙手してましたが残念ながら当てられなかった。宇宙でも星座は同じように見えましたか?って。可愛いなあ。ええ親ばかですから。ソラマチではこういう子どものための優しい企画はできないよなやっぱり。閉館は本当に残念でなりませんね。
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by uegaito | 2013-04-01 18:42 | つれづれ | Comments(0)

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