上垣内って苗字、これのお陰で僕は初対面でいつも得してるんだけど、やっぱりみんな不思議なんですよね。この話だけで30分は軽くもってしまうんだから有り難い。そもそも「うえ」はいいとして何で「がいと」って読むんだって。父も密かにそれなりに由緒ある苗字なんじゃないかって期待してたみたいなんだけど、実は違ったんですよね。「垣内」って「村」みたいな意味だったの。それがわかったときの父の落胆ぶりったら。。。高校時代に調べた時は、2〜3の家を垣根で囲った「垣内式集落」ってのがあってそれが近畿地方を中心に分布してるって書いてあったので、認識しやすいように東西南北とか上中下とか寺とかそんなのくっつけて呼んでたんだなって理解してた。大学入ってからはそれが中国に起源があるみたいな記述を知って、ああやっぱり向こう出身だったのねと思った。きっと馴染みのない読み方もそのせいかと。ところがどっこい、最近習い始めた中国語講座で自分の名前の中国語読みを教えてもらってプチショック。「シャン・ユェン・ネイ」なの。ガイトじゃなくてユェンネイ。うすうす感じてたんだけど。ほんとのことろはまだ解明し切れてないけど(笑)、要はこういうことじゃないかと今は思ってます。まず「カイト」という音(読み方)が先にあったんじゃないかと。これは多分「海渡」が正解に近いんだろうね。基本的に7世紀くらいに来た渡来人には違いないんじゃないかと。ちなみに「〜垣内」って地名(小字)北は福井から南は和歌山にかけてほとんどまっすぐ南北に分布してるんです。人名としてよく出会うのは(ってウラン235くらい少ないんだけど)福井、飛騨高山、奈良吉野方面かな。なんでかはわかりません。福井では「ガイチ」って発音するのはバレーボールの中垣内さんで皆さんよくご存じのはず。まあどっちにしても「村」ですから、僕は「上村」、祐一さんは「中村」ってことね。じゃあ明日からそれでいいじゃんって意地悪言わないで下さい。