里山と棲み家と未定

まだまだ続きますオニヤンマネタ。彼らは専ら里山の沼地や小さな池を好むようで、そういう場所にはオニヤンマ以外にもイトトンボ類やモリアオガエルなどの今となっては希少な生き物がたくさん棲んでるんですね。その里山の沼ってのは、適当にできた自然そのままの水たまりかというとそうではなくて、人が山間地で田畑を整備したり山林を適切に間伐する際に手をかけている、いわば人の手の適度に入った自然なんだそうです。そういう里人と自然との共生関係に暮らす生き物って、他にもホタルやカブトムシやクワガタムシなんかもそうらしい。ホタルは適度に人が草を刈り込んだ水のきれいな水路、カブトムシは肥料用に作る腐葉土の中で育つんだと。都会がそういう光景を失ったっていうのはなにも珍しいことでもなんでもないんだけど、当の中山間地が産業構造の変化に振り回されて自然に手を入れられなくなってきてこれらの生き物の棲み家がなくなってきているのはなんとも悲しい。ここをなくしたら多分元には戻らないだろうから。ここ数年、せっかく地産地消が浸透してきて地元の木材を使おうって言われるようになったので、山にももう少し手が入るようになるかなと思ってたらこの先の見えない円高だからね。また輸入材の方が安いからって話に逆戻りしそうだね。僕も輸入材を嬉々として使った時期もあるだけに我が身の不明をひたすら恥じつつ、林産地・中山間地の実情を知った今はできるだけ長期的な判断ができるように心がけたいと思ってます。コウメやハッパの子ども達(未定)がオニヤンマやホタルを普通に見ることができるために。
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by uegaito | 2010-08-24 09:38 | つれづれ | Comments(0)

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