台東区工房巡りと職人魂とおでん

いやはや濃い一日でした。昨日は区のセミナー受講生仲間で作った自主勉強会『台彪会』の記念すべき第1回目の企画である「台東区工房巡り」でした。巡る工房のセレクトをお手伝いしたので、この日が来るのが僕自身とても楽しみでした。一方でなんか不手際があったらどうしようなんて思ってたもんだから、集合場所の入谷駅前に向かうも予定時刻より30分も前に着いてしまう。でもいるんだな、早く来てる人が。人数が多かったので2班にわかれて3つの工房を回る段取りで、僕の班はまず入谷のフジグラフィックスさん、続いて千束のよし田さん、3軒目は同じく千束の銅銀銅器さんというルートで、〆は2班合流して千束といえばやっぱりここ大多福で打ち上げ。さてまずはフジグラフィックスさん。ここは数多の美術家の版画を手がける工房なんです。主の楚山さんのご説明によると、版画と一口に言っても木版、リトグラフ、シルクスクリーン、銅版画の4種類に大別されるんだそうで、知ってたつもりでもリトグラフなんか警察の指紋採取と原理一緒だなんて「へ〜」連発でした。シルクを全員刷らせて頂いたり、作家の版画作品を見せて頂いたり充実の70分でした。これはさい先いいぞってなかんじでお次は縁起ものの宝船熊手で有名なよし田さんへ。こちらの女将吉田啓子さん御歳88歳!とはとても思えない艶やかな仕事ぶりにこれまた一同感嘆。若女将の京子さんに丁寧なご説明を頂いて熊手ができるまでの工程を細かく教えて頂きました。ここは僕の事務所に来たことのある方ならご存じの通り、ワガシャで毎年買ってる熊手を作っている工房です。参加者の皆さん実物見てしかも作ってらっしゃる方々に接してすっかり一目惚れの様子。今年の酉の市は台彪会会員の「よし田」率急上昇だろうね。みんなのボルテージは最高潮に達して最後の銅銀銅器さんへ向かうも、予定時間よりだいぶ早いので千束通りの喫茶ジョイで小休止。銅銀銅器さんは屋号の通り銅製品の食器や調理器具を製作販売しているお店で、とにかくショーウィンドウの中がキラキラ輝いてキレイ。どれもそれなりのお値段なんだけどご主人のお話を聴いてこれだけ手間かけてればそりゃそうだと納得だよ。手間もかければかけるだけいいものになるのはわかってるけど、だからこのカップ1つ10万円ですって言われてはいそうですかなんて買う人いないでしょ、だから手の入れ具合が難しいんだっておっしゃる若旦那の言葉が僕には痛いほどわかるよ。設計も同じだもんね。合理化の努力はするけど手は絶対抜かないってところが職人気質の素敵なところ。さっきのよし田さんも縁起物なんだから見えないところも手を抜かないって。そういう頑なに生真面目なところがやっぱり下町の職人。こういうところこそ生き残っていくんだって、そうあって欲しいもんです。充実した時間を過ごしたあとは皆さんお待ちかね大多福のおでんが待ってるわけだ。実はここの熊手もよし田さんの特製だと知ってまた感動。ちなみによし田さんは宝船熊手なので他の熊手のようにおかめのお面はついてないんだけど、この大多福さんのは屋号が屋号だけに特別におかめの面がついてるんだって。へ〜、でしょ。奥のカウンターから見られるから行ったら是非見てみて下さいませ。いやあ本当に楽しい一日でした。皆さんからこんなに喜んでもらえて感激です。コーディネート役の内田さん、台彪会幹事の住吉さん鵜久森さん蒲生さんそして梅本さん、本当にお疲れ様&有り難うございましたでした。
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by uegaito | 2009-04-19 17:24 | つれづれ | Comments(0)

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